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忘れることはあります 桜月side
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「っ……、ぃ、ん……っ、!」
ー頭が、くらくらする
「ぁ、っく、そ………、んか、言えよっ!」
こちらばかりが善がっているようで羞恥が募る。
黙々と前立腺を攻める保健医。
目の前にいるはずなのに、目をつぶっているせいでその顔は見えない。
「あっ、も、……っ、んくっ、」
必死に閉じる口も、端から垂れる涎を抑えきれてないことを意識の端で薄々感じる。
「イくか」
まじ、ふざけんなよくそ。
初めてで、後ろでイくとか、変態みたいじゃねぇかよ…!
けれど、執拗に攻められた身体はもう限界を訴えていた。
これは、本当に、
「あ、……、ん、ん、っっ!!」
最後まで、声を抑えたのはせめてもの意地だった。
「っは、はぁ、はぁっ」
あぁもう、消えたい。
スルリとおでこを撫でられ、張り付いた前髪を払われた。
「さすが、二回も出してる割には大丈夫そうだな。鍛えられてるだけはある」
「このためじゃ、ねぇし…」
「それもそうだな」
ははっと、保健医は笑う。
それを横目に見ながら、小さくぼそりと呟いた。
「………名前」
「ん?」
「名前、呼ばないでくれますか」
「………、なんで?」
ぐ、とつまる。
名前にコンプレックスがあるとか、それでいじめられたりとかあるわけじゃないけど、
「なぁ、なんで?」
「っ、………だよ、」
「ん?」
「は、ずかしいんだよ!」
あぁもうくそ、こんなこというのが恥ずかしいのに。
「…………くそ可愛いな」
「えっ、なに、ちょ、っ!」
小さく呟かれた後、膝の裏を掴まれて持ち上げられる。
これ、は、これは、……見える。
この格好では、膝をあげて、ほとんど身体にくっつくほどまで折り曲げられたこの体位では、保健医に全て見えてしまう。
「息、しろよ」
吸って、吐こうとした時にはもう遅かった。
ぐぐぐ、と
「あぁぁっ、!」
背中が反ったのがわかる。
わかったけれど、あとはそんなことに構っていられなかった。
指とは、先ほどとは比べ物にならない圧迫感。
痛い。
痛い?
いや、痛くはない。痛くはないのだ。
「直人……」
上から、いつもより色っぽい保健医の声が聞こえる。
ーなんつー声、出してんだよっ
「ひっ、ぃっ、ぁ……、」
遠慮なんてとんでもないとばかりに、押し入ってくる。
「なお、気持ちいいか?」
「ぅっさいな、デカいんだよあんた……っ」
もはや、そんな言葉が攻めを煽ってしまう受けの典型的な例だなんて、いつもの俺ならわかっていたはずなのに。
「あぁ、余裕だな」
ぐっともう一度奥まで押し入って、ギリギリまで引いてまた突かれる。
「なっ、あぁ!?」
その感覚に、溜まっていた涙が流れた。
「やっ、めっ、……と、まれ!」
「お前が可愛すぎるのが悪い」
「ひっ、ふ、ざけ…っなよ、まじ、」
何回か突いて、どうやら保健医は前立腺を見つけたようだった。それを保健医は放っておくようなやつでもない。
「あっ、う、………くぁ、」
思わず、腰が浮いた。
さい、あくだ。
最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ!!!!
なんつー声出してんだよ俺!
ぐっと喉に力を入れて、半ば息を止める形で、口から出る音という音を出さないようにする。
「……なに、なおと」
「………っ、、」
「我慢するなよ」
「………っ」
だまれ変態保健医。
「仕方ねぇなぁ」
「、ふぁぁっ!?」
動きを止めた保健医は、無理やり指を俺の口へねじ込んだ。
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