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家族 結城side
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「すぐに、することはできないのっ??」
「できる。だけど、嫌なんだ。ちゃんと、生きていてよかった。自分の人生に悔いは残したくねぇから、少しだけ時間をくれ…。頼む」
「分かった。できる限りの事はしよう。だが、危ないと思ったらすぐ病院に行け。いいな?約束だ」
「分かった。母さんもそれでいい?」
「分かったわ。慎弥、貴方の人生だものね。」
「ありがとう。」
母さん、親父に話した。
後は、センセーと、バイト先に後で言っとかないと…。いや、ダメだ。
今、かけよう。
医者にも言われた。思ったことはすぐ行動しないと忘れてしまうと、
prrrrrrr
『もしもし?どうした?』
「あ、こんばんわ。えと、俺、バイトやめなきゃならなくなっちまって…」
『は…?なんで?』
「俺、死んじまうみたいなんです…。もう治らない。記憶がどんどんなくなっていくんです。」
『分かった。バイトはやめるのな。でも、苦しくなったら必ず俺に電話して来い。いくらでも聞いてやるから。』
「はい。ありがとうございますっ」
メモをしておこう。
今日から、日記を始めよう…。
読み返すことで、なにをしていたかわかるように…
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