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最悪 結城side
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「ははっ。…バカみてぇ」
最悪だ。河野のあんな顔見たくなかった。
あんな顔をさせることが出来る顔もわからない奴に嫉妬した。
河野のこと、「好きなんだけどなぁ…どうやって、諦めるか…」
後悔ないように生きたいって言った癖にもう、後悔してる。
河野の隣に居て笑っているのは俺じゃない、゛誰か”だ。
ズキッ
「生きてる…痛てぇ…。」
苦しい…。生きたい…。
俺はどうするべきだった?
「わっかんねぇよっ」
はぁ…
「なーに、泣きそうな顔してんだよ。慎弥」
気づかなかった…
「んでもねぇよ。黙れ…」
「覇気がねぇな。なにかあった?」
「てめぇには隠し事なんざ出来ねぇな。」
「当たり前だろw何年お前の親友やってきたと思ってんだよw」
「え…お前、親友…なのか?」
「え、泣くぞ…」
「面倒だから泣くな和也」
泣くのは勘弁してほしい…
「冗談だよ…。・お前には本当、感謝してんだ」
いろいろと、世話になったし、世話をした。
そんな日常が崩れる…
「生きてぇ…な」
情けねぇ…
受け入れたはずだった。
受け入れきれてなかったんだな…
「…っ!?慎弥、生きてぇってどう言うことだよ…?」
やべっ
口に出しちまってた…
まぁ、こいつには言っとくか
「俺な、もう長くねぇんだわ。死んじまうらしい。脳が委縮していく病気で、治療方法は見つかってねぇ。唯一できんのは、薬で進行を遅らすこと。ただ、それだけ。だから、お前より俺は先に逝っちまうだよ。あの世にな…。」
「は…?なんの冗談だよ…。うそだよなっ!?」
あぁ、だから言いたくなかった。
お前はこのことを聞いたら泣くだろ?
「泣くなよ…」
それに、こんなに思われてるって知ったら別れが余計辛くなんだろうが・・・
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桜庭 和也 (さくらば かずや)
茶髪、短髪、ワックスで毛先を遊ばせてる
慎弥の事が好き(恋愛対象として)
友達思い。
いい奴
保育園~高校までずっと一緒に居た一番の友達
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