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親友 桜庭side
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嘘だろ…
慎弥が死んじまうなんて、嫌だ。
これからもずっと一緒に居ると思ってた…
衝撃的な言葉だった。
慎弥は、頬に一筋の涙を流してた
こんな時に言うのはいけない事かもしれないが、とてもかっこよかった。
でも、どこか儚さが混じってる気がした。
居なくなるなんて、嫌だ。
でも、治療方法が見つかってない。
遅らせることしかできない…
俺には何もできない。
悔しい。俺は、慎弥と居たいのに
無力の自分が嫌になった。
慎弥のほうが絶対に辛いのに、こいつは無理して笑顔をうかべる
「泣くなよ」
泣くな?無理に決まってんだろ
この世で一番大切で、愛しい人が死んでしまうなんて言葉を聞いたんだから
「…っく…ふぇっ」
ダメだ…
涙、止まんねぇよ…
ぎゅっ
「泣くな。お前は笑顔が一番似合ってんだから…笑っときゃいいんだよ。…な?」
なんで、こんなに優しいんだよ…
やめろよ…っ
もっと甘えてしまいたくなる。
「っく…やだぁっ!なんっでっ、慎弥がっこんなっ思いをしなっきゃいけねぇんだよっ」
なんで、慎弥が辛い思いをしなきゃいけねぇんだよ。
くそっ
俺、慎弥に好きだって、いつか、伝えられればいいなって思ってた、
だけど
告白、しなきゃ、、もう、一生会えなくなっちまう・・・っ
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