アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
好きな人 桜庭side
-
一人で泣いていた時に、
今、一番会いたくない慎弥が来た…
「和也。おいで。」
なんで、そうやって、欲しい言葉をくれるんだよ…っ!!
「…っ!慎弥っ」
「なぁ、和也、俺の好きな奴な」
「聞きたくないっ!!俺、ヤダっ!」
聞きたくねぇよ…俺。
聞いたら、壊れちまう
「俺の、好きな奴河野って、言う男なんだよ…。」
「ぅあっ…っやだぁっ!聞きたくなっ」
聞きたくねぇって!!
「ダメ。ちゃんと俺の顔を見ろ。お前は誰が好きなの?ちゃんと、言ってごらん。受け止めてあげるから…さ」
受け止めてあげる…?
俺の気持ちを知ってたってこと…?
「引かねぇ…?」
怖いんだよ…嫌われるのが何よりも…
「絶対に引かない。約束する。」
「俺な、慎弥の事好きなんだよ。お前が、河野って奴を好きって聞いてもっ、好きなんだよっ!」
好きになったらおしまいだったんだよ。
好きになったら、どんどん、深みにはまっていくんだよ…
好きに、ならなきゃ、よかったって、何回も思った。
だけど、もう、過去には戻れねぇのは分かってんだけどよ…。
それでも、思っちまうんだよ…
「サンキューな。俺な、和也の事は親友だと思ってたんだけどよ…」
もう、親友だと思えない…とか言われる?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 29