アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
え…? 河野side
-
え…?
今、結城君は、なんて言った?
「なぁ、固まんなよ…冗談だから…よ。」
じょ、冗談…か。
「はははっ…ほんとだったらいいのに…な。なんちゃってっ!」
ダメだよ。
諦めるって決めたじゃないか…
結城君。好き。大好き。
「河野…」
「ん~?なぁに?」
「好きだ…。」
なんで、そんな事言うの?
僕は練習台なの?
「騙されないよ~っ!」
「騙してねぇよ。俺が好きなのは、河野 奏太。お前なんだよ…」
なんで、そんな顔して笑うの…
悲しい顔、しないでよ…!
君が好きなのは、この間一緒にいた、あの男の子じゃないの?
「っでも、返事はしなくていい。お前にも好きな人がいんだろ?俺は、その気持ちの鎖になりたくねぇから。」
っ!!
「ぼ、僕が、好きな人っは、髪の毛が短くて、跳ねてて、優しくて、今っぼ、僕の目の前に居る。結城 慎弥。君なんだよ…」
そう、何回もあきらめようとして諦めきれなかった…。
何回も、自分に言い聞かせてた。なのに、その時にやっぱり好きで好きでたまらなくなる。
その思いに、涙が止まらなくなった。
一人で、いっぱい泣いた。
忘れられるのが怖くて、忘れてほしくなくて、でも忘れてほしくて
君の負担には、なりたくなかったから。
でも、改めて言うね
「慎弥君、僕は、君が好きです!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 29