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林堂先輩に生徒会長が見つかったと連絡をして
合流したのはいい・・・が。
「副会長の手を煩わせた罪は重いぞ、生徒会長。」
よかった、生徒会長だったみたい。
「いい加減、俺に敬語を使え林堂。
俺様は生徒会長だぞ。」
「どうせ俺が敬語使ったってお前がむず痒いって言うだろうけどな。」
「ははっ、違いねぇ。」
林堂先輩と生徒会長ってどんな関係なの詳しく知りてぇ。
そんでそんでイチャイチャ・・・んふっ。
それに生徒会長って俺と同類?
僕が俺になってるし口調も荒々しくなってるし。
なんか勝手に親近感湧いちゃうじゃん・・・。
会場に着くと新入生は全員揃っているようだった。
また視線と、生徒会長がいるからか黄色い声に包まれながら
舞台裏を目指した。・・・黄色い声っつったって男だけどな。
「伏見くんっ、無事でよかった。
どこで幼児を見つけたんですか?」
舞台裏に入るとみーが駆け寄り心配そうな表情で
俺に尋ねた。
「るせぇな幼児言うな、旧校舎で涼んでたんだよ。」
「あなたは黙ってなさい。」
「会長の言うとおり旧校舎で見つけました。」
見つけた・・・というか寧ろ相手から捕まりに来た気が。
林堂先輩は無表情で俺らを見守っているようだった。
みーは深い溜息をついた。
「今日の放課後、生徒会室でみっちり説教して差し上げますからね。
それさえもサボるんでしたらあなたの大嫌いな外出禁止処分を
プレゼントします。覚えておきなさい。」
息継ぎもせずに最後まで言い切った副会長は
鋭く会長を睨みつけて舞台袖の方へと行ってしまった。
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