アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
85
-
その後無事に挨拶を終えた俺は
林堂先輩に新入生が座っているところに行くか?と
聞かれたけど俺が今戻ったら多分潰れそうになるから断った。
・・・肝心な事を忘れてた。
今、俺が顔を覚えている生徒会役員は会長と副会長ことみーだ。
だけど、会計や書記・・・それに庶務はここにはいないのかな?
でも入学式に会長と副会長だけが進行するのもどこか王道してない。
「あの、林堂先輩」
「なんだ?」
「ほかの生徒会役員の方はどちらに?」
「...恐らく、生徒会室に待機してるんじゃないか?」
「その、聞いてて悪いんですが何故わかるんですか...。」
「ああ、Sクラスの学級委員は生徒会に一番近い位置関係だ。
普通なら一年毎に人が変わるがこの学園では一年生の時に学級委員に
なった者は違反行為やクラス落ちなどをしない限り三年間学級委員なんだ。
Aクラス以下も同じだがSクラスより発言権がない。嫌味なものだ。」
「そんな制度があるのですね...。」
「ほかにも沢山、普通と違う制度があるから。
薙も気をつけろ...頭を使わねば生き抜けない学園だからな。」
林堂先輩の言葉がずっしりとのしかかってくる。
そうだ、普通の学園ではないのは百も承知である。
だけれど俺は
萌えを楽しみにきたんだ!!!!
でも、でもだ。計画が狂ってきてる。
だから・・・なんとしてでも俺は...。
「そんな思いつめた顔をするな。
今更だが、俺に対して敬語は不要だ。
名前で呼んでもいいぞ。」
また林堂先輩に頭ポンポンされた。
落ち着ける...だけど、そういうのは受けちゃんにしましょ。
「敬語はどうしても外すことはできません。
もう癖なので・・・ええと、匠先輩と呼ばせていただいでも?」
嘘です癖じゃないです。
「そうか、少し残念だが名前で呼ばれたから良しとするか。
お前を気に入った、これからよろしくな。」
匠先輩との親愛度が10上がった!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
89 / 106