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思わず本性を出してしまったほどに驚いた。
というか驚けない方がおかしいと思う。
「なぁんでここになっちゃんが居んのかなぁ?
しっかもー、超優等生スタイルでぇ・・・?」
コイツ・・・コイツ....俺が本性出せねぇからって
言って調子乗りやってこんのクソ狐ェ・・・。
俺の執事、狐塚翠の兄である狐塚碧(コヅカ・アオ)
といっても双子だ。
全然似てないけど・・・まぁ二卵性だし仕方ないね。
ちなみに翠との出会いは執事として
だけど碧とはその前に出会っていた。
訳ありだけどそれはまたいつかの時にでも話すかなぁ。
「なっちゃんと呼ぶのは止めて頂けませんか?
まず初対面で失礼だと思いますし・・・ほかの生徒の
視線も僕にとっては困ります。」
愛想笑いを浮かべ俺は言った。
もっちー目は笑ってないよ。
「なっちゃんがっwはっww
僕・・・僕ってwwくっそわろたw
しかも初対面って~嘘つくなよぉw」
黙れェ・・・マジで調子乗ってっとブッ殺す。
俺の安っぽい怒りが頂点に達しようとしている時
俺は碧のネクタイを掴み引き寄せ耳元で言った。
「・・・萌え写真でもバラ撒いてやろうか、クソ狐野郎が」
コイツの萌え写真はいーっぱいある。
ゲイだから取っ替え引っ替え男の子といる。
前に恋人は作らないのかーって聞いたら。
『恋人・・・かぁ、あれだよん...好きな子いるから俺』
舌を出してウィンクする姿は今も覚えている。
その後俺はコイツを思いっきりぶん殴った。
それからというもの何かあれば俺にちょっかいを
出してくるようになり・・・さらにウザくなった。
「ヒィ・・・やめて、それはやめていただきたい。」
震え声で返答した碧に俺は満足して手を離して
ネクタイを整えてやった。
するとニヤッと碧が笑って
「なんかあれだな夫婦みたい。
はははー・・・理事長からお前の知り合いが入学するって
聞いてたけどそれがまさか薙だなんてね」
「・・・ふふ、そうですか。僕も驚きですよ。
ところで、僕の部屋の鍵とカード・・・あと
地図をくださいませんか?」
スルースルー
「お、おう・・・。なっちゃんの部屋はっと・・・。
ん~・・・コイツと同室かぁ。気をつけろよなっちゃん。」
と渡された部屋の鍵とカード
鍵とカードはある意味同じ役割だったりする。
鍵は部屋の鍵とロッカーの鍵
カードは通貨にもなって鍵にもなるっていう
色々と凄いもの・・・無くしたら手続きがすっごい面倒くさい。
「ありがとうございます。」
「あ、昼さ一緒に飯食おうぜ~」
と右側の食堂を指差して言った。
「すいませんが、先客が居まして・・・。
今日の夜でよければ。」
「先客・・・な・る・ほ・どぉ~・・・。
チッ....いいよぉ~~!じゃあ
七時くらいになったら迎えに行こうかな!
おうけーい?」
おい今舌打ちしたか?
「わかりました。では、失礼します。」
「あっ、とちょっと待って、ちょっとこっち寄って」
「?...はい。」
何する気だ碧
と俺は顔を寄せると
チュッ
「頬ちゅーいっただき♪」
「おっと」
ガッ
頭突きくらえ
「い”って”ぇ”・・・」
「あぁっすいません・・・。」
「い"、いいんだよ・・・別に...。
なっちゃん・・・だし。」
ざまぁみろ
つかなっちゃんだしってなんだよ。
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