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君の寝顔が見たいんだ
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夏樹side
6. 狼なイヌ
「ごめんごめんごめん!!大丈夫!?」
「……うん、どっかの誰かさんのせいで腰痛いけど」
そう皮肉をいうとビクッと白馬くんは肩をはねさせた
……反応かわいすぎ
「……はい、反省してます……」
しゅんとする姿はまるで犬だ
数分前、やっと正気に戻ったらしく、
裸でお互いの体液でベタベタだった俺の後処理を
せかせかとし、今に至るということだ
「……別に...僕が誘ったんだし、
逆にそういう態度されると困る」
僕の口からはは可愛い言葉なんて出せず、
言葉選びに後悔した
謝らないで欲しい、すごい善かったって言いたいのに。
「そっか...…でもさお前っていつもこんななの?」
「??」
なんのことだろう?
「だから...っ! こんなふうに誘ってヤってんの
って聞いてるんだよ……」
さっきとは打って変わって目つきが鋭い
顔がカッとなる
ジリジリと白馬くんの顔が近づいてきて
まるでその表情は…………狼だ
「ぇ!? や、その……」
「なに? そこにいたら俺じゃなくてもよかった?」
やばい……むっちゃ怒だ……!
「あの……っ! だから……っ」
「だから? だから何だよ。」
言いたくない。でもいわなきゃ
そして言いなくなかった事実を口にした
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