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優しい口づけ
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「おはよ」
背後から声が聞こえ振り返ると
先輩は側臥位の体勢で俺を見上げて
にこっと笑って挨拶をする
「……おはょぅ…ございます……」
俺は正座の体勢で首だけペコッとお辞儀した
思い出せ……
なんでベッドに寝てるんだ……しかも先輩の横で
今、俺と先輩はベッドの上にいる状態
徐々に昨日のことを思いだし、顔が赤くなる
俺、泣き疲れて寝ちゃったんだ……
「……ほんと、かわいい雪。
目の下赤くなってる」
先輩の指が瞼の下に触れる
触れたところから熱が伝わり
心臓の音がドクンっと大きく鳴った
先輩に聞こえてしまわないだろうか……
……熱い
もっと……触れて欲しい…触りたい…
欲が俺の中を支配する
無意識だった
先輩の指に自分の手が触れていた
「……っ!…ぅん……チュ…」
優しい口づけ
舌が入ってきて、俺の口内をじっくりと味わう
視界が反転してベッドに背中が触れる
先輩に押し倒され、今度は俺が先輩を見上げる
「……煽ってるの?…無意識?」
「……ちが…う」
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