アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
夢
-
『……ぅき、……ゆき………ねぇ起きて』
ふわふわとした意識の中俺の名前を呼ぶ大好きな人の声
重たい瞼を開け、怠い体を無理やり起こす
呼ばれた声のほうへ振り向くと後ろから強く抱き締められた
また同じ夢
事を終えて意識がとんだ俺はベッドに寝ていたところを起こされた
今俺を抱き締めているのは恋人の優真
高校二年の春休み
俺の家に優真が遊びに来た
久しぶりに会えてセックスをした
優真は最近忙しいと言っていてなかなか会えていなかった
いつもは優しいセックスなんだけど、今日は少し乱暴に抱かれた
夢なのに腰が痛い
体にはおびただしい数の赤い花が咲いていた
キスマークだ
両手首は行為の最中ベッドに紐で結ばれていた
そのせいか青あざができていた
そんなことをされても幸せだと思う
愛されてると感じるから
本気で優真が好きだから
「優真痛いよ…少し力緩めて」
緩めて欲しいのに優真はもっときつく抱き締めてきた
どうしたものかと優真の顔を見ようとするが抱き締められているせいで見れない
そしてこの後の言葉でいつも夢から覚めるんだ
『…雪、別れよう』
少しずつ視界が真っ暗になってくる
ほらね……幸せの時間が……夢が終わる……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 35