アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
名前を呼んで?
-
未だに変わらない体勢
先輩に抱き締められたまま
俺は今日疑問に思ったことを先輩に聞いてみることにした
「先輩、聞きたいことがあるんですがいいですか?」
先輩の顔を見て言うと「なに?」とにかっと、さっきと同じ笑顔をみせる
「今日、初めて先輩と俺は会ったと思うんですけど……何で俺のこと知ってるのかな……と?あと、なんで今日合コンに呼んだのかと?……あと、……あと、「ちょっと待ってストップ!」」
俺は聞きたいことがありすぎて質問攻めになってしまった
「すみません……」
「なんで謝るの?謝らなくていいよ。一気に質問がきたからびっくりしただけ。一つ一つ答えいくよ」
先輩はにこっと笑って俺を見る
先輩のことは噂で少し聞いたくらい
ほとんど知らない
だけど今日会って、笑った顔、真剣な顔、強く抱き締めているのに優しい手
色々な先輩を見た気がする
「雪、質問に答えるから俺のこと鳴海先輩じゃなくて、朔夜って呼んでくれない?雪に呼ばれたい」
俺の顔に近寄ってそう言ってきた
ドキドキする……
俺はこの距離に慣れなくて、即了承した
すると先輩が……
「呼んで?」
と言う
「……朔夜先輩」
先輩を見ると、満足そうに「ありがと」と言ってきた
「先輩はいらないけど……まぁいっか、絶対呼ばせるからね」
と、先輩が言っいたのは聞かなかったことにする
「それで、雪の質問の答えだよね」
先輩はそう言って答え始めた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 35