アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
心配の
-
バイトが終わり、月明かりのもと夜道を一人歩いている
スマホの時計を見ると23時すぎを表していた
バイトに入ったのが18時で終わったのが22時30すぎ
最寄り駅前のケーキとマカロンが売りの店で働いている
女性も来るが何故か男性のほうが多く来るお店
小さい頃から甘くて、きらきらとした、かわいいスイーツが好きだった
二つしたの弟がいるのでよくケーキを作ってあげていた
よく弟に女の子みたいとからかわれたものだ
そんなことを考えていると
『リルルルーリルルルー………………』
手に持っていたスマホが鳴る
誰だろう……
見ると達哉と表示されていた
「……もしもし」
『雪!!!?やっと繋がった!大丈夫か?何かされたりとかしてないか?』
通話ボタンを押すと耳がキーンとするぐらいの大声で質問され、心配された
「……ごめん、急にバイトが入っちゃって…今帰りなんだ……何もされてないよ、大丈夫」
先輩に告白されたことと、キスのことは言わずに他にあった出来事を話した
「良かった無事で、今日はもう遅いから明日大学で聞くからな!!ゆっくり休め」
「うん……ありがとう」
心配してくれてありがとう
告白されたことを言わないで嘘を言ったことに少し罪悪感に苛まれる
ごめんね
『おやすみ』
「うん……おやすみ」
そう言って通話を切った
履歴を見ると確かに達哉から数回電話がきていた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 35