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\わんことおとこまえ/※
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「あッ、ん、うっ…!」
「っは、あ…」
必要最低限な物しか無い殺風景な真っ白な部屋に響き渡る声は、その部屋の雰囲気に全く合わないような甘い声だった。
肌と肌のぶつかり合う音と、部屋中で香るキツ目の独特な人の香り。
ベッドの上で行為をして居るのは、二人の男女…では無く、二人の男だった。
如何にも従順そうな好青年と、漆黒の髪のプライドの高そうな男。
誰もが好青年が下だと思うだろうが、現実は逆で、従順そうな好青年が漆黒の髪の男の上に乗って肌を打ち付けていた。
「っ、は…!刃さん…刃さん、気持ちいい?」
好青年は不安そうな顔をして漆黒の髪の男の顔を覗きこむ。
漆黒の髪のプライドの高そうな男、西郷(さいごう)刃は、コクコクと頷いて、上から目線で言った。
「っ、はぁ!あぁ、き、もちい!い、!!くっ、う!ほら、っぁ、もっと、なぁ、あっ…で、きるだろう?」
如何にも従順そうな好青年、南(みなみ)犬は、刃の言葉を聞いてから少し律動を早めた。
「あっ、あぁっっ!!」
「っはい!!でき、ます!!もっと、刃、さんを!気持ち良く!!」
「あッ、あぅっ!!ひ、ぐ!!」
「あぁ、可愛いです!可愛い、です、よ!!刃さん!刃っ…さ、ん!!」
「あ、あ、あ!!あぅ、う、ぐっ!?」
「やば…も、限界かも…!」
だんだん快感に飲まれていくのは心地良い。
そんな考えが刃の頭をよぎった。
プライド何て薄っぺらい物、捨ててもっと、もっと気持ち良くなりたい。
刃は快感に抗うことをやめた。
素直に、本能のままに。
「あッ、あッ、あんっ!!ひ、ぅっ!!」
「ははっ…刃さん、女みたい…!」
「ひ、や、あ!で、かく!!まっ、あっ!!きゃうう!?」
「刃さんのほうが、!!犬みたいですね!」
「や、あ、も!!い、く!!あ、あぁぁぁあぁあぁぁ!!!」
「っ、!!」
二人はほぼ同時に熱を吐き出した。
刃は熱を吐き出すと共に意識を手放した。
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