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王子
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一樹side
AM7:30
ん…………?
頬に違和感……
でも起きたくねぇ……
ホームルームなんて出るか……
「鳩山君、起きて」
うっせぇ…………
誰だよ……
「ねみぃ……あと10分……」
「起きないと……キス、するぞ?」
耳元で囁かれ俺は即時に布団から出て
そこを離れた
「ッ……てめぇ…………不法侵入……犯罪だぞ」
「鍵、開けっ放しだったんだけど?
無防備なのが悪いな」
でた王子スマイル
寝起きが悪い俺にとっては最悪な朝だった
ぁ……でも、……なんかいい匂いする……
「あ、鳩山君。朝ごはん作っておいたから食べて。鳩山君凄い細いからもっと食べた方がいいぞ」
不意に近寄ってきたと思ったらこいつ、
俺の腹と腰を触って撫でやがった
「ンッ………………しね。」
思いっきり蹴っ飛ばしてやった。
相手が悶えてる間にのそのそと椅子に座り、
用意されていた朝飯を食う。
これは、食いたいからではない。
食べ物がもったいないからだ。
「ッ!!………………」
何の高級料理かと言うくらい美味かった。
腹立つけど、
「鳩山君……どう?」
「別に…………不味くはねぇ。
つかお前なんで俺んち知ってんだよ」
食べながら、1番疑問に思ってたことを聞いた
「好きな人のことくらいあらかじめ調べるだろう?」
さも当たり前かのようにそう返され俺も返答に困った。
「お前ほんと気持ち悪い。
何しに俺んち来たんだよ」
「一緒に行きたかったから。」
うざってぇ。
どー突き放したらいいんだ。
「無理。」
「毎朝ご飯作るから……
な?お願い」
ぐ…………
こいつの飯、美味いんだよな……
朝飯と水戸部の顔を交互に見ながら
決めた。
「じゃあ、一ヶ月俺に触れないんだったら
一緒に行ってやる」
一ヶ月も経てば飽きんだろ
「…………わかった」
「ん、わかればいーわ」
こうして俺は準備を済ませ、
アパートを出た
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