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ノスタルジア ⑥
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十四松の宝箱を見付けた日の朝に、かかってきた電話は、十四松からだった。
「十四松兄さん、結婚するって!今度の日曜日、彼女連れて挨拶に来るって!!」
電話を受けたトド松が、興奮気味に報告した。
あの時は、ただただショックで、どんな顔をしていいかも分からなかった。
上手く祝えない事を、皆にバレるのが嫌で、頭の痛いフリをしたけど…
お前に、心を返してもらったから、きっと大丈夫。
そして、今日、十四松が帰って来る。
ガラガラと音をたてて、玄関の引き戸が開く。
「ただいマッスルマッスル!ハッスルハッスル!!」
懐かしい声が響く。
「おかえり。おめでとう十四松。」
ズット アイシテルヨ ジュウシマツ…
END
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