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「落ち着いた?椿くん」
運転席側からドアを開けて問いかけられる。
椿はうめき声をあげるのが精一杯だった。
「……狭いから匂いが籠ってるな。」
後部座席に乗せられた椿はしばらく荒い息を繰り返していた。
椿を車に乗せてから、店に戻って色々収集を付けてくれたのだろう。
智には感謝しなければならない。
本当にどこまでもかっこいい人だ。
俺のこのフェロモンに当てられていないはずがないのに。
「……は、土井、さん。」
「うん。」
短い返事が返って来て、椿は体を丸めた。
いつもなら少しは落ち着くはずの薬が全く効かない。
薬が効かない体質とは言えど、かなり強い薬を処方してもらっている。
それなのに全く落ち着かない。
緊急抑制剤を打った方がいい。
頭の中の隅ではそんなことを考えている。
それなのに椿の体は意志とは無関係に先程から下着の中に手を突っ込んで水音を立てていた。
「……ぅ、う……っ収まらない……っひっ、うぐ……っ土井さ、土井さん……っ」
「椿くん」
「来て、来て……っ」
「ダメだよ椿くん。無茶苦茶にしてしまう」
「してっ、してぇ……っむちゃくちゃに、してぇえ……っ!」
抱いて、抱いて。
ぐちゃぐちゃにして、抱いて。
犯して、奥の奥まで犯して。
「……っ椿くん、本当にいいの?」
運転席の方から話していた智が、後部座席の方のドアを開けて声をかけた。
椿はその音を聞いてすぐに体を起こすと、智にすがり付くように抱きついた。
椿の胸のあたりにちょうど智の硬いものが当たって椿は喉を鳴らす。
そんな椿の頬を撫でてから、開いたままの口に指を突っ込んで舌を親指で押した智。
椿の口の中の唾液が一気に増えた。
「あ、……あ……っ」
椿の腰が勝手に揺れて、下着のテントの頂点はじわじわとどんどんシミを大きくしていく。
智の興奮と期待するソレがすぐ側にあることに椿の体はさらに興奮を高め始めていた。
椿が智を見上げると、逆光で影になっている智の目が獣のように光っているように見える。
椿は体をさらに密着させると舌を出しながら智にキスを催促した。
すぐ様絡め取られるように出した舌は智の口の中に消えていく。
水音を立てながら縦横する舌。
椿の体にはビリビリと快感が走って腰が震えていた。
「ど、い、さ……っん。」
「まって……場所を変えよう。僕ももう、我慢出来ない」
ぷつりと切れた糸。
乱暴に智に押し返された椿の体は車のシートにボスりと音を立てて埋まった。
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