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第1章 14
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「……ん…」
「おはよう」
「……良い香り」
「トースト出来てんぞ。早く食わねぇと冷める」
とか何とか、朝からトアに怒られる
身体を起こせば白い世界
欠伸をして、身体を伸ばして
そのまま、顔を洗いに行く
「トアは今日何するのー?」
「休む」
「いや……それは知ってるんだけど」
席に着く
なんだかんだ言って待ってくれるんだから
「いただきます」と、小さく言って
食パンにピーナッツバターを塗る
「いやぁ、美味しい」
「食べる前から言うな」
「だって言っとかないと、食べながらだと怒るから」
「……あぁ」
因みにトアはバター
何処からか取り寄せてる奴で
俺からすれば何が良いのかさっぱりだけど
「ね、じゃあさ、服買おうよ」
「は?」
「良いじゃんかぁ〜俺車乗れないしさ、運転してよ。遠く行こう」
「………あぁ」
渋々という顔のトア
休みに何処かに行くの、久々かなぁ
楽しみでトーストがサクサク進んだ
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