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第1章 15
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「ねえねえっ、トア、コレは?」
「………色が酷い」
「えぇっ!?じゃあ……この靴!」
「お前には合わない」
「えぇっ!!?」
車で飛ばして、大きめのショッピングモールに来たは良いが
さっきっから何店も服屋を回り
何袋もの買い物袋を持たされてなお買い続ける目の前の奴
「……もう良いだろ」
「ダメダメっ!滅多に来れないんだから買っとかないと!」
「……はぁ」
「あ!ねね!このロングのカーデ!どうかい?」
「……あぁ…、…そっちじゃなくて、こっちの」
「ん?何が違うの?」
「色だよ」
ツバキが取ったのはモンブラン色
其れよりもワインレッドの方が良い
家にあった服と合わせるとなるとこの方が
「ほら」
「そうかな?んふふ、似合うかい?」
そう言って、笑いながらカーディガンを当てがうツバキ
身長もあるし、何より顔が整ってる
そういう所がやっぱり、ムカついたりするんだけど
まぁ、別に、
「じゃあー…コレとコレとコレとコ」
「お前良い加減にしろよ!」
「えぇー!良いじゃん無駄に溜まってるんだし!」
「買い過ぎだ!クローゼットもう入んねぇんだよ!」
前言撤回
やっぱりただの馬鹿だ
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