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第2章 14
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「遅れ、ま…した……」
「んー?いやいや、まだ皆来てないし。
にしても、いいね若いって」
「何言ってるんですか、先輩」
「へー?」
「いや、へーじゃなくて…」
サークルにしては広めなのかどうかの部屋
相変わらず大道具が散乱する部屋の木箱は榊 ロミオ(さかき ロミオ)先輩の指定席
まぁ充電器が近いかららしいけど
「いやさ、僕さ、思うんだよジュリエット」
「俺そんなんじゃないですよ」
「まぁまぁ〜。でさ、やっぱりさ、僕、主役やりたくないー」
「は?」
「にへへ」と言いながら華麗に木箱から降りる先輩
今日も無駄にオシャレだな全くもう
「何でですか…本番もうあと少しで…」
「だってー、楽しくないんだもんー」
「そーゆー我儘はダメですよ?」
「いーやーだー」
あぁ…
これは俺じゃあどうしようもできないな
先輩早く来ないかな
「いや、機嫌直して下さいよ」
「んー?じゃあーあれ、今日付き合って」
「またですか…」
「またぁ?4日ぶりでしょー?」
「…はぁ」
「ほらほらっ、先輩、へそ曲げるゾッ」
「あーもー分かりましたってば!」
ま、俺も俺で気晴らしにはなるだろ
にしても本当世話がやける先輩だな全く
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