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第2章 17
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「…う、っ?痛…っ」
「おー?おはよー」
フラフラの頭を抱えて体を起こす
見覚えのない、緑だらけの部屋
それらはみんな、カーテンからの光に照らされ美しく光を食べていた
「…俺、何してました?」
「んー?何したと思うー?」
「え、ちょっとふざけないで下さいよ」
「えへへ、えっと、取り敢えず服を着せ替えたけど、だいじょーふ?あ。あと二日酔いもね?」
「……頭痛いです」
立ち上がる
覚束ない足取りで、取り敢えず朝食の並ぶテーブルに座る
誰かが作ってくれた朝ご飯は、何時振りだろう
「……食べれるかな」
「無理せず。今日は休みだしさ。あ、そそ、君のケータイ鳴ってたよー」
「…見たんですか」
「んー?ふふふー?…失恋、したんだねぇー」
「全くもう…っ」
なんでこの人にパスコード教えたんだろ
変な事されてないからいいけど
画面には『ツバキ』の文字
なんだなんだと慌てて開く
『ツバキ・今日俺誕生日だから祝お!!ね!!友達連れてきていいからね!!!』
「……」
「…へぇーいいないいな」
「うわっ!?」
「僕も行くー」
「え、ちょ、俺…」
「ほらー友達も良いよってかいてるじゃん?」
「え、いや」
微笑む先輩と焦る俺
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