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取り留めのない一コマ
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【まえがき】
特にストーリとかないです。
ことの始まりはTwitterで狂ったように4P書きたい話をしてまして、具体的な関係性は頭の中にあるものの上手く伝えられる気がしなかったので殴り書きしました。
エロが書きたい気分だったから4P連呼してましたが、キャラ設定固めのラフのため、エロはありません。むしろコメディです。
キャラ設定固めてるうちに、これは真剣にストーリ書いたらサスペンスに行き着きそうなので、きっと手は出さないと思います。
それ以上に魔性の受ちゃんは書くのが難しすぎます、これは無理だと気付きました。
それではチラ裏ではございますが、お時間ありましたらお付き合いくださいませ。
シーナの背後に回った双葉が、軟膏を指に取ったまま完全に固まっていた。それを蓮司は面白そうに眺め、思わず両手の人差し指と親指を互い違いに組み合わせた四角で切り取る。表情に乏しい双葉がこうして感情の透けた顔をしてみせるのは珍しい。けれどその機微も、きっと蓮司しか気付かない程度のものだろう。
シーナは全裸のまま枕を抱いて形良い尻を上げていた。正しく受診の体勢ではあるが、上気した頬が先程までの情交をありありと物語っていた。
生唾ものの情景に、蓮司は心底双葉を気の毒に思った。二発はぶち込んだ蓮司とは異なり、多忙を極める外科医の彼はつい先刻ここへ到着したばかりだ。
「……久保。部屋に鍵かけてくれ」
双葉が枯れた声で唸るように言った。蓮司は指で作ったファインダーを解き、のろのろと立ち上がる。双葉は、後始末のために蹴り出した航平を部屋から完全に締め出すつもりらしい。シーナは首を傾げていたが、蓮司は双葉の意図に気付いて喉奥のくぐもった笑い声で返事をした。
今夜のところはこれ以上シーナに無理をさせては毀れてしまう。双葉はセックスの時に限って野獣のような航平を危険と判断して遠ざける手段に出たつもりだろう。だが、今この場で最も危険なのは、今夜は未だシーナに触れてもいない双葉本人だ。
「あっ」
短く声を上げたシーナは枕に顔を埋めてその後に続く声は枕の綿に吸収されてしまう。航平と蓮司を受け入れていた場所に指を入れた双葉がこめかみに血管が浮きそうなほど顔を引き攣らせていた。
「んっ、んん……ぁっ」
「シーナくん、そんな感じたら城崎が気の毒だって」
「だって、だって双葉が……っ」
こらえ切れずに噴き出すと双葉が鋭い目付きで蓮司を睨みつけた。双葉の指ははじめから触診と薬の塗布をする医者の域を出てはいない。彼が本気になればシーナがイキ狂うまで容赦なく責め立てるのをここにいる誰もがよく知っている。
「シーナ、息吐いてろ。そんな締め付けてたら奥まで届かない」
「は……」
シーナは枕から顔を少し背けて言われるままに息を吐いた。双葉のセリフのどこでスイッチが入ったのか、蕩けそうな目で背後の双葉へと視線を向ける。蓮司はもう双葉が気の毒で気の毒で笑うのを止められなかった。
笑いながら蓮司はシーナから意識を逸らし続けている。押し殺された声が完全に喘ぎへと変わる頃、蓮司は双葉を笑っている場合ではないことに気が付いてその笑顔を凍りつかせた。
「双葉、双葉……」
シーナが今夜この場にいなかった男の名を甘く呼ぶ。双葉は感情のすっかり抜け落ちた無表情でゆっくりと指を回転させながら抜き差しを繰り返す。そのたびにシーナが小さく声を上げる。けれど双葉はただ丁寧に薬を塗布しているだけでそれ以上シーナを煽り立てるような真似はしなかった。
(それにしちゃ時間が長いかな)
シーツを握り締めた手から肩までが小刻みに震えていた。一方で、傷一つ、ニキビ一つない背中から丘陵にかけてが時々妖しく揺れた。
いやらしい身体だ。
女性的なところなどどこにもないのに劣情を刺激してやまない。長い手足も、細すぎないしなやかな体幹も、筋肉の造形がわかる薄い皮膚も、シーナを形づくる何もかもが官能的であり、同時に芸術的でもあった。
大きな二重の瞳や、きりりと通る鼻筋は日本人離れしているが全体で見れば冷たささえ感じるさっぱりとした顔立ちで、それが人懐こく微笑むたびにどこかで誰かが狂わされてきたのだろうと蓮司は思う。
その目が、蓮司に気付いて捉える。苦しげに寄せられた眉の下で、シーナの目は濡れていた。
「レン……」
ああやばい。
蓮司は後ずさったつもりでシーナに引き寄せられていた。頬に手を添えて顔を上げさせる。シーナは物欲しそうに口を開いて、中から花弁のような舌を覗かせた。
「たくさんシたのにまだ足りないの?」
蓮司の問いかけにシーナは瞼を伏せる。睫毛が細かに震えていた。甘く息を吐きだす唇がキスをねだるから、蓮司はゆっくりと顔を近付けた。
「あれっ? あれっ、あれーっ?」
ガチャガチャとドアノブを回す音が二人の口付けを引き裂いた。蓮司は軽く舌打ちをする。双葉が我に返った顔で指を引き抜き、僅かに肩を上下させていた。
ドンドンドンドンッと扉に拳を打ち付ける音。外で騒いでいるのは締め出された航平だ。
「ずるい! 二人で俺のこと除け者にしてシーナと楽しむつもりなんだろ! ずるいずるいずるい!」
「お前は散々ヤったんだろうが」
「レンちゃんだってヤってんだもん、なんっで俺だけ! 俺だけ仲間外れ!」
「また無茶させやがって、シーナこれ明日熱出て寝込むぞ。……久保、あんたもあんただ。なんであんたがついててこの事態? 役立たずめ」
「おや……?」
双葉の苛立ちの矛先が航平から蓮司へと移り、蓮司は半笑いでシーナから手を離した。シーナがあまり事態の分かってなさそうな顔で二人を見比べる。部屋の外では相変わらず航平が騒がしい。
蓮司はシーナに着せる服を取りに立ち上がった。
「レン、鍵開けて。航平が可哀想」
「えー?」
どうしたものかと双葉を見れば、物凄い形相で蓮司を睨んでいた。
(俺にどうしろって)
「航平には仕置が必要だろう」
「双葉、仲間外れはダメだよ?」
座り直したシーナは、双葉の両手を取り、にっこりと笑った。こうなればシーナに逆らえる者などいるわけもない。
蓮司はやはり双葉を気の毒に思いながら部屋の鍵を開けた。
しまった、鍵を開けるより先にシーナに服を着せるべきだったか。
錠が上がる音を確認するや否や、勢いよく扉が開き、蓮司は内開きのそれに鼻をしたたかにぶつけてその場にしゃがみ込んだ。
「い……っ!」
「シーナ……! 双葉に変なことされなかったッ?」
「航平テメェ……麻酔無しで腹掻っ捌いてやろうか!」
「双葉に薬塗ってもらったからもう大丈夫だよ」
にこりと笑うシーナの身体を強引に双葉から引き剥がして航平はベッドの上で抱え込む。片時もシーナから離れられない航平は正直といえば正直で、異常と言えば異常だった。
それにしても、シーナの様子がおかしいからと呼び出された挙句にこうして航平から邪険に扱われる双葉のことがさすがに心配になり、蓮司は鼻をさすりながら顔を上げる。ちょうどベッドの上に立ち上がった双葉が、航平に向かって足を振り上げた瞬間だった。
「あ」
鈍い音と共に航平が蹴り出されてベッドの下に転がる。
「いって、蹴ることないだろッ!」
「蹴られるようなことしてるテメェが悪いんだよクソガキ。何べん同じことやったら気が済むんだ、エェッ? 犬でも躾けりゃお手ができんだよ、下半身躾け直しとけッこの単細胞が!」
「うわ……学習能力が犬以下のちんこってことか」
「犬? 俺は単細胞と言ったつもりだが。航平のちんこなどアメーバーで充分だ」
「レンちゃんも双葉も酷い! 俺のちんこはアメーバーじゃないしッ!」
「本当にアメーバーなら良かったのになァ? もうお前一生ちんこ勃てんな」
「シーナぁあああ双葉が虐めるっ」
「うん、でも双葉が正しい」
ほぼじゃれ合いと化していた二人だったが、シーナの一声でぴたりと空気が止まる。もう航平は何も言い返さなかった。部屋の隅まで移動して、膝を抱えてなにやらぶつぶつと独り言を言い始めた。シーナが双葉の肩を持ったのが相当ショックだったようだが病みすぎである。
「シーナももう俺が一生勃たない方がいいと思ってるんだ……」
「双葉は忙しいんだから、あんまり手を煩わせちゃダメだよ」
シーナの言い様では双葉が報われない。なにせ双葉はシーナのためならどんな些細なことでも手を掛けたくて仕方がないのだ。シーナが双葉の手を煩わせなければ、双葉は干上がって死んでしまうだろう。
「こうたびたび呼び出されるなら肛門科に異動するべきか」
「はい?」
真顔で呟く双葉に蓮司が目を剥く。
「その方が最新の情報が手に入るしシーナのことももっとちゃんと診てやれるし薬剤くすねるのも楽だ」
シーナが絡むと航平も双葉も頭がおかしい。素人の蓮司にすら外科が花形なことぐらい理解できるのに、双葉はそれを捨てると平気で言う。彼が本気で言っていることは短い付き合いでも分かる。
「シーナくん……城崎のこと止めて。それができるのは君しかいない」
やはりシーナは首を傾げた。
「……よくわからないけど、双葉が僕以外のおしり診るの?」
双葉の息の根を止めるのに充分だった。破壊力抜群の言葉で双葉の動きを止めて 、シーナは「それはちょっといやだな」と微笑みながら双葉の頭を撫でた。
本日の成果品を見てやはりシーナは不満そうに口を尖らせた。ビデオカメラの液晶では、航平に後背位で責め立てられて獣のように啼き声を上げるシーナの嬌態が映し出されていた。つい、先刻の光景だ。
撮ってすぐ見られるところがデジタルは便利だなあと蓮司はなるべく関係ないことを考える。
「航平の顔が写ってない。僕じゃなくて、航平撮ってって言ったのに」
その航平はシーナを後ろから抱き込んでご満悦の様子だ。身長はさほど変わらない二人なので航平は後ろからシーナの肩口にちょこんと顎を載せて同じ映像を見入っている。双葉は入れ違いにシャワーへ行ったままだ。おそらく、航平がシーナを抱くところなど見たくないに違いない。部屋を去り際、蓮司に釘を刺していくことを忘れはしなかった。
「あのね、男優側にスポットあてたAVなんて存在しないの」
「AVじゃなくて、ちゃんと記録してって言ったのに」
記録、ときた。
AVならまだ作品と言えるが、記録だけなら三脚にでも固定しておけば済む話で、有名アーティストのMVまで手掛ける久保蓮司を捕まえて記録係に任命する贅沢さにシーナは気付いていない。
蓮司を拾ってきたのはシーナだった。二人とのセックスを撮らせるために呼ばれてそのままなし崩しに半年以上が経つ。気がつけばミイラ取りがミイラ、カメラマンが演者になって、蓮司はそれまでの女性関係男性関係の全てを清算した。
航平とシーナは高校の頃から知り合いだと聞いたことがある。双葉は航平の幼馴染で、航平がシーナを手酷く抱くたび呼び出されるうちに居着いてしまったと言っていた。
二人に比べて蓮司だけが希薄な関係で、またこの輪の中に入って日が浅い。それでもあの二人に摘み出されずにいるのは、シーナ自身が拾ってきたからというのが大きい。
「……何してる」
シャワーから戻った双葉が、シーナの身体を抱いて座る航平に凄んだ。蓮司がここにいられるのは、忙しくてなかなかシーナの傍で航平から守ってやれない双葉が、蓮司のことを身代りに置いている部分もある。
無害だと思われるのは癪だが、実際二人がシーナに向ける執着は異常だった。そういう意味では、蓮司はまだ自分が常識人に思えてホッと胸を撫で下ろすのだった。
航平を引き剥がされたシーナが、困ったような目で双葉を窘めた。
「寒かったからちょうどよかったのに」
「熱上がってきてんだろ。さっさと横になれ」
「……うん。でも、四人で一緒にいるの、久し振りだし」
有名店でオーナーシェフを務める航平と、大学病院で外科医の双葉、フリーフォトグラファーの蓮司では時間も休日も絶対的に合わないのが常で、この広い豪邸でシーナが一人でいることも珍しくはない。外を出歩くことを禁じられたシーナが、蓮司の撮りためたビデオで一人、何をしているか分からない蓮司ではなかった。
「おいで、シーナ。そろそろ寝よう」
びっくりするほど優しい声で双葉が誘うと、シーナはこくりと頷いた。
「あっ、双葉テメエ! どさくさに紛れてシーナ連れてって何するつもりだ!」
「何って寝るに決まってる。明日当直なんだよ、睡眠取らせろ」
「だったら一人で寝ろよバーカ、シーナ連れてくな!」
「こんなところに置いておけるわけがないだろう」
「双葉のが俺の何万倍も危険だしッ!」
それは言えてる。
蓮司はうんうんと頷く。航平が力強い味方を得たとばかりに蓮司を振り向いた。
けれど、翌日が仕事の双葉がこれからシーナをどうこうするつもりがないこともこれまでの付き合いで分かっていることだ。双葉がシーナに無理を強いるのは、双葉自身が翌日休みの時だけだ。自分がつきっきりで看病できる状態でなければ、双葉はシーナに無理をさせない。
「えーと……じゃあ四人で一緒に寝ようか」
睨み合う二人に挟まれ、シーナが恐る恐る提案する。
「これから4Pとか俺ムリよ? 絶倫の航平くんと違って俺もう歳だし。シーナくんより俺の腰が立たなくなっちまう」
「普通に寝るだけ。ね。だって、双葉は明日仕事だからそういうことしないよ」
何も知らないような顔をして、その実よく知っている。
「……いやいや、家帰って仕事片付けなきゃ。持ち帰りの仕事あるし」
「レンもここで一緒に住めばいいのに。部屋だったらいっぱい余ってるし。そしたら、もっと、一緒にいられる」
このでっかい豪邸には「中野」と書かれた立派な表札が掛かっている。テレビにまで出るぐらい有名だった航平の父、中野シェフから航平が受け継いだものに違いない。家主である筈の航平の意見も聞かずにシーナがにこにこと笑う。その隣で航平が苦虫を噛み潰したような顔をしていた。双葉のみならず、後から割り込んできた蓮司までこの家に住むのが耐えられないのだろう。
そんなことにも構わずシーナは二人に「ね?」などと同意を求めた。
「……そうだな、シーナを航平と二人きりにするよりはマシだろう」
さっき役立たずの烙印を押した双葉が同じ口で無害認定をする。それだけ航平に対する信用度が低い。
シーナはもう一度航平の方へ向き直ると、駄々っ子をあやすように航平の頭を撫でた。
「……まあ、レンちゃんなら、まあ、うん、いいけどさ」
膨れっ面で航平が首肯した。なんだかんだ言って、彼自身もまた、二人きりでシーナと抱き合えば余裕がなくなる自分を恐れている節があった。蓮司がいれば多少は歯止めが効く。それに、航平にとってノリが良くて調子の軽い蓮司はそもそも馬が合うのだろう。蓮司も、航平に懐かれている自覚があった。
「じゃ、決まりだな。レン、どこの部屋がいい?」
「ちょっと待て、俺の意志とか都合は?」
「えっ……だめ?」
シーナの一声で話が纏まって、蓮司はじりじりと後ずさる。当の本人は航平と双葉に両側から抱かれたまま蓮司をじっと見つめる。二人は、シーナが寒いと言ったから温めているに違いなかった。
ここで一緒に暮らしたらあの二人と同じだ。シーナに捉われて深みに嵌って抜け出せなくなる。
シーナに外を出歩くのを禁じたのは二人だった。一人で外出するたび男女問わず見知らぬ相手から性的対象にされるシーナの姿に見かねて、蓮司も彼を軟禁することに同意した。
だが捕えて閉じ込めているように見えて実は捉われているのは蓮司たち三人だ。
恐ろしいものを感じながら、蓮司はスマートフォンのスケジュールアプリを立ち上げ、引越の日程を調整し始めていた。
【シーナ】
身長180cmの長身、29歳。
すらりと長い手足に、奇跡的なバランスの小顔、細身ではあるが双葉の栄養管理士顔負けの計算と航平の手料理によって管理された食事内容により痩せすぎてはいない。
くっきりとした大きな二重の瞳とすっきりと通った鼻梁で、日本人離れした目鼻立ちながらも雰囲気そのものは日本人特有のあっさりとした容貌。無表情なら冷たい印象になりかねないものの、いつも穏やかで柔らかな表情をしている。
色素が薄く、少し茶色掛かった髪は地色。
数々の天然発言で周囲の息の根を止めるのが趣味で、ドMな身体とは裏腹に心はS寄りの疑惑がある。
ただし、周囲の反応を楽しんではいるが、計算ずくで振り回しているわけではないらしい。
【中野航平】
身長182cm、28歳。
大柄な体躯に似合わずくりくりとした目に大きな口、柔らかな癖のある茶髪が小型犬を連想させる。
人懐こく明るくバカ正直で騒がしいが、ことシーナに関しては昏い一面を見せ、暴力的なセックスをする。
高校の頃に両親が離婚し、母方についていくものの、美味しいものが大好きで有名シェフだった父親と同じ道へ進む。
急逝した父のレストランを引き継ぎ、若すぎる年齢から当初は苦労したものの、犬並みの嗅覚を軸とした料理の腕前で周囲を黙らせ現在に至る。
【城崎双葉】
183cm、32歳。
大学病院の若きイケメン外科医。とはいえ実家が大病院であるため学内の出世レースには無頓着。
やや短めの清潔感ある黒髪に切れ長の瞳、細いフレームの眼鏡を装着し、少女漫画から出てきたような出で立ち。
冷静沈着で理性的、とは本人の談。シーナが絡むと瞬間湯沸かし器、親しい間柄になると口の悪さが際立ち、幼馴染の航平相手では口よりも足が先に出る。
航平とは別の高校だったため、その頃のシーナとは面識がない。
シーナに対して盲目的でゲロ甘、シーナを中心に世界が回っている。道具を使った鬼畜プレイも、本人の趣味嗜好というよりはシーナが望むことに手を出した結果だが、本人は無自覚である。
【久保蓮司】
178cm、34歳。
金髪に近い肩先までの髪を後ろで一つに結わえていることが多い。吊り眉垂れ目に薄い唇で美人にカテゴライズされることが多く、華奢に見られがち。だが完全に着痩せするタイプで典型的な「脱いだらすごいんです」系男子。気分さえ乗れば重労働を難なくこなす。
学生時代から映像関係のコンテストでの受賞経験があり、映画の制作に進むものと思われたが、大学のある時期から静止画のカメラに活動を切り替え、広告代理店へ就職、その後結婚式場、写真スタジオと一時職を転々とする。一念発起後は、再び動画コンテンツを含めた映像全般に携わるようになり、現在は独立して事務所を構える。
人間関係は広く浅く、深い繋がりを避ける傾向にあったが、シーナたちといるうちに変わりつつある。根からの快楽主義者で、男女タチネコ問わずのだらしない性生活を送っていたが、こちらも全て清算した。
蓮司のだらしなさを以てしてもシーナの性嗜好は理解の範疇を超えており、また他の二人の嵌り具合も理解できない、と本人は思っている。
社会不適合者並みの派手な経歴だった自分が現在は四人の中の唯一の常識人という立場にあることを面白がっている。
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