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案の定次の日の屋上で「夜ご飯楽しかったよ」と穏やかな表情をした福田に報告された
「よかったじゃん」
ちょっとやってみたかったグータッチを誘うように腕を伸ばしてグーを突き出した。
「おう、充のおかげだわ」
そう言ってコツンッと手を当てる
「俺なんもしてなくね?」
話聞いただけだし…弱った福田はレアだったけど←
「まぁいっか」と言いながら俺の頭を撫でる福田
俺なんで撫でられてるんだろうか…
それに少し気恥しい
チラッと福田の事を見ると目がバチッと合って
体の熱が上がった気がした。
「もーいいだろっ」
そう言って腕を払う。
嬉しいのに俺は本当に素直じゃない。
「はいはい。今度からは日曜日の夜だけご飯食べにあっちに行くことになったんだよ。義姉さんも今更戻ってきたらまた高校の編入が大変だし、俺は充のいるこの高校にいたいしってことでこのまま一人暮らしなんだよな。」
サラッとこいつなんつった????俺がいるからって…
はぁ、そりゃキャーキャー言われるわけだ。
本当に自分のことが好きなのかと思うようなセリフばかり言う。モテるやつは違うね~~~。
…誰にでも、言ってんだろうなぁ。
「だから今まで通り遊びに来いよ」
「寂しいんですか~」
「ちげぇよ。恋人と居たいだけ」
「…あっそ」
座ってきた体を寝かせてふいっと福田の反対を向いた
こいつはまた…なんなんだ。
心臓が早くなるからやめて欲しい。
漫画読みたいから行くけど。
別に福田と居たいからじゃない。
そう言い聞かせて「少し寝る」と一言言って福田に頭を撫でられながらそよ風の中俺は眠りについた。
起きると福田に「お前人前で絶対寝るなよ」と頭を抱えながら言われた。
「お前以外と仲良くしてないから寝ないと思うけど?」
そう言うと隣で大きなため息が聞こえて「そうじゃねぇ」と頭を悩ませる変な福田がいた。
まぁ無視でいこう。よく分からんし。
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