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~第一章美形×平凡ktkr!~2/1
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ここはとある森の中にある日本一の金持ち学校である
しかも生徒は家柄よーし、スタイルよーし、顔よーし
正に三拍子揃った美形達ばかりの男子校だったのである
当然男しかいない為男同士カップルもちらほらいたのだが
あるとき爽やか美形が腐男子をカミングアウトした事が全ての始まりだった
「俺今までイケメン×可愛いが好きだったんだけどさ、新しい扉開いちまった…!美形×平凡!」
「は?なにそれ」
同室の生徒会長の親衛隊長であるミッチーこと道原桜はものっそ可愛い男であった
そこいらの女がひれ伏すような儚い愛らしさ
くりくりと大きな瞳は潤んでいて……まさにチワワである
「美形はどこにでもいそうな平凡極まりない子に一目惚れっ!だが平凡君は自分が釣り合わないと美形と距離をとる……あああんじれったいいいい!!!」
携帯をバシバシ羽毛枕に叩きつけキャアキャアはしゃぐ爽やか君には爽やかさの欠片も無かったが
半ば強制的に桜は美形×平凡を読まされた
そして見事にハマった
「生徒会長!僕は親衛隊長を辞任します!」
「なんだと!?」
会長どころか親衛隊も皆がびっくり
あれだけ会長に夢中になっていた……いや、イケメン俺様会長とベストカップルにしか見えない親衛隊長が何故!?
元・親衛隊長桜は皆の前で断言した
「僕は僕だけの平凡君を見つけて幸せになります!」
そう。桜は爽やか君に進められた
『親衛隊長×平凡』
にハマったのである
慌てて親衛隊は爽やか君を問いただし、理由を聞き
なんだなんだと皆で読み
「「「僕達平凡君を探しにいきます!!!」」」
親衛隊皆ハマった
だが、快く思わない生徒会役員達である
今まで見目よく都合のいいパシリが急にいなくなってしまったのである
特に腹黒副会長は舌打ちをした
だが、そんな副会長に元・副会長親衛隊長がそっとスマートフォンを差し出した
副会長は舌打ちしつつ速読で文章を目で追い
「……っ!!」
胸キュンした
そこには『腹黒副会長×平凡』の小説があったのだ
腹黒副会長がいくら平凡に傷つく言葉を投げ掛けようと微笑みを返されるだけで……だが、そんな言葉を吐いたせいで平凡は副会長の親衛隊長に制裁をくわえられてしまう……平凡が傷ついたと知り、急に平凡がいなくなってしまう気がして……
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