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チャラ男の登校☆
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寮から出て、学校までのながーい道を歩く。
ここ黒羽学園は超お金持ちのお坊ちゃんが通う、マンモス学園。
その為、学園はめちゃくちゃデカイ。
とにかくデカイ。
何これ、金の無駄じゃね?と思うほどに、校舎は豪華だし、寮だってここ高級ホテルですか?ってつっこんじゃうほど。
もちろん、校舎まで行く道のりも庭園やら噴水やらがある。
ここまでくると、もう気にしたら負けだと思うよ。
ホントに。
学園の説明はこれくらいでいいかな?
それよりもさっきから視線がウザイんだよねー
イケメンのアキが注目されるのはわかるけど、なんで俺まで見てくるのかな?
やっぱりチャラ男だから? いや違うか。
親衛隊総隊長だからのほうかな。
「おーすっ、おはよう零、暁!」
俺が視線のことについて考えていると、突然後ろから声をかけられた。
「おはよぉ~、翔ちゃ~ん」
「おう」
後ろから声をかけてきたのは俺の親友であり、親衛隊副総隊長をやっている灰咲翔―hisaki shou―。
翔は茶色の髪を所々跳ねさせていて、明るい茶色の瞳をしている。
こいつもまたイケメンだ。
ハァ、なんで俺の周りはイケメンしかいないんだろ。
俺もあんまり悪くはない方......だと思う。(自信がない)
「そういえばぁ~、今日は早いねぇ~。どうしたのぉ?」
いつもなら、SH ギリギリなのに(笑)
「いや~、今日は零に大事な話があって早く来たんだぜ」キリッ
「うん、キメ顔でいってもキモイだけだよ~」
「ちょっ、ヒドッwww 」
「それよりぃ~、大事な話ってぇ~?」
「おう、それはな「おい、人が多くなってきたからいくぞ」遮んなしwww 」
「そうだねぇ~、いこっかぁ」
翔ちゃん、話は後でねぇって言って歩き出す。
OK っていいながら翔もついてくる。
俺達が校内に入ると、
「「「キャアァァァァァ!!」」」
「零様ぁー!」
「今日もお美しいですぅー!///」
「総隊長様ー! 抱いてください!///」
「暁様ー!! 今日もカッコいい―!///」
「キャアアア!! 翔様ー!」
途端にものすごい歓声?が上がる。
男にしては高い声ばっかりで、まさに黄色い声って感じになってる。時々野太い声が聞こえるから、正確には黄土色の方があってるかも。
さてと、俺はチャラ男だし、挨拶には答えてあげないとね。
「みんなぁ~、おはよぉー!」
「「「おはようございます!!」」」
うわ~、すごいシンクロ率(笑)
やっぱり親衛隊の子はカワイイなぁ~
「あ、あの! 今晩、空いてますか?///」
「ごめんねぇ~、もううまちゃってるんだぁ」シュン
「あっ、いえっ! だ、だ、大丈夫です!///」
そう言うと、その子は走っていってしまった。
チャラ男だと、こういう誘いもいっぱいくる。
その時はもう空いてないって断ればいいんだけとね。
俺はノンケだし。
男には興味がないんだよね。
「零、教室いくぞ」
「あっ、今いくぅ~」
俺達はSクラス。
クラスはS ~Fクラスまであって、S クラスは頭と家柄のいい人達の集まり。F クラスは問題児達を集めたクラスという、割り振りになっている。
ちなみに、俺とアキは特待生だからS クラス。
翔はそんなに頭バカじゃないから、同じクラスになった。
─ガラガラガラ
アキが教室のドアを開けると、さっきと同じように黄土色の悲鳴が上がった。
もう慣れちゃったから気にしないけど。
悲鳴の中にはもちろん、好意的なものばかりじゃなくて
「チッ、チャラ男かよ」
「下半身ゆるゆる野郎が」
「うわっ、親衛隊じゃねぇかよ」
まぁ上2つは許すけど、下のは許せないかな?
今の親衛隊はとてもいい子ばかりだっつの。
制裁とかはやめさせたしね。
制裁とかやった子にはちゃんとお仕置きしたし。
「零、あんま気にすんなよ? 親衛隊をバカにしてる奴は俺も許せねえけどwww 」
「うん、ありがとねぇ。翔ちゃん」
「安心しろ、零になんか手ぇだしたら、俺がただじゃおかねぇ」
それって安心できんの?
あ、アキが殺気なんかだすからみんな怯えちゃったじゃん。
ここはもう放っておいて席につこう。
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