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Part 2―1
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時計をちらりと見ると、そろそろチャイムがなりそうだった。
「あいつ、どこほっつき歩いてんだよ」
アキも時計をちらりと見て言った。
「なんだかんだ言ってぇ、アキちゃんと翔ちゃんは仲がいいよねぇ~」
「おい、どこを見て俺とアイツが仲いいん「ガラツ」
...チッ」
アキ、ここ最近遮られてるから舌打ちしたくなるのも分かるよ。
「あっぶねー!ギリギリセーフか?」
扉を開け、アキの話しを遮ったのは翔だった。
ああー、これは後で確実にボコられるね。
「翔てめぇ、後で覚悟しろよ」
「えっ!俺なんかした!?」
「2人ともぉー、速く席につかないと先生がく「おらー、席につけー」...来ちゃったねぇ~」
「お前ら、何やってんだ?今日は大事な話があるから、速く席につけ」
「「はい、先生」」
うわ、翔とアキが優等生みたいな返事とか、なんか気持ち悪い(笑)
聖ちゃんもそう思ったみたいで、顔がひきつってる。
「あー、今日はな、俺達のクラスに転入生が来る」
唐突に聖ちゃんは爆弾発言を落とした。
転入生という単語にクラスがざわめきだす。
「先生ー、カッコいいですか?」
「えぇー、俺はカワイイ子がいいな」
「それは見たら分かる。おい、入ってこい」
みんなが一斉に教室の扉を見た。
そこから入ってきたのは──
「「「毬藻?」」」
なんだか波乱の予感です。
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