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チャラ男と食堂イベント☆
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翔を置いてスタスタと食堂へ向かう。
にしても、さっき毬藻くんがいなくて良かった。
ああーでも、食堂にはいるか。
会いたくないなー。
なんて思っていたら、翔が追いついてきた。
「...ハア...ハアっ!...置いてくなよ!」
「えぇー、俺達で妄想してた翔ちゃんが悪いでしょ」
「同感だ」
「ガーン...」
自分で言ってる効果音と同じように落ち込んだ翔。
うん。自業自得だからなんも言わない。
「じゃあ、開けるぞ。準備できたか?」
「おけー」
「お、おう」
俺達が頷いたのを確認して、アキが食堂の扉を開けた。
「「「「キャアアアァァァ!!」」」」
「「「「ウォオオオォォォ!!」」」」
うわっ、耳栓してても聞こえるよ。
でもこんな時にチャラ男は顔をしかめちゃいけない。
歓声には応えてあげないと、ね。
「ふふっ、歓声をあげてくれるのは嬉しいけど、周りに迷惑だから、しーっ、ね?」
口元に人差し指を当てて、首を傾げる。
こうすると、みんな静かにしてくれるんだよね。
なんでかわかんないけど。
「「「は、はいっ...///」」」
「ありがとー。素直な子は好きだよ」
最後にウインクをやったら終わり。
はぁ、我ながら気持ち悪いな。
でも、こんなことしたら目立つわけで。
「おーい!一緒に食べようぜ!!」
会いたくない奴にも、会ってしまう。
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