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チャラ男の夜☆4
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【とある男side】
ドカッ
「ぐっ!」
腹を蹴られて、勢いよく尻餅をついた。
後ろには壁、前には数人の男が囲むように立っている。
「おらっ!さっさと金出せばいいんだよ、兄ちゃん?」
「お前らに上げる金なんかねぇんだよっ!」
「この人数を目の前にして言ってんの?」
ギャハハハッと、汚い笑い声と響く。
くそっ、最悪だ。
よりにもよって、こんな奴らに絡まれるんだよ!
俺だってそこそこ喧嘩出来るけど、この人数相手では、さすがに分が悪い。
金を出さなければ、無事じゃすまされない。
「おらおら、速く出せよ」
そろそろ痺れを切らしてきたのか、他のものを殴りつけるチンピラ共。
その矛先が俺に向くまでそう時間はないだろう。
半ば諦めかけた時、突然声が響いた。
「ねぇ、俺も混ぜてくれない?」
俺もチンピラも、声のした方を一斉に見る。
そこにいたのは、ネコミミフードを被った人だった。
「あ?なんだよ?」
「お、おい...あれって...」
なんだ...?
フードを被った奴が表れてから、チンピラ共の様子が変だ。
まるで、あのフードの奴が怖いっていうように。
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