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チャラ男の夜☆5
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「テメェも金を取られてぇのかよ」
「おいっ!やめろ!」
どうもフードの奴を知らないらしいチンピラに、知っている仲間が止めに入る。
その仲間の気迫に、さすがにヤバイと思ったのか、狼狽えはじめたチンピラ。
その様子を見て、口許に笑みをつくるフードの奴。
ぞくり。
フードから覗くその笑みに、いわれようのない震えがはしった。
なんだ、これは...。
本能がこいつはヤバイと告げる。
「おいおい、なにビビってんだよ。この人数で負けるわけねぇ、だろっ!」
どうやら、真性のバカがいたらしい。
仲間の静止の声を聞かずに、いきなりフードの奴に殴りかかった。
だがそれは易々とかわされた。
「なっ⁉」
「こんなもん?ねぇ、もっと俺を楽しませてよ」
「っふっざけんな!」
フードの奴が発した言葉にキレたチンピラが襲いかかる。
それに吊られたのか、人数で勝てるとでも思ったのか。
次々とチンピラ共が、フードの奴に殴りかかる。
「おいっ!逃げろ!」
さすがに無理だ。
この人数に勝てるわけがない。
そう、思った。
が、この予想はすぐに裏切られることになった。
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