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「そんなんじゃ駄目」
「ふぇっ?」
キツく言い放たれた言葉に一瞬きょとんとする。
「何を、どうして欲しいか、言って?」
その綺麗な顔を近づけ、僕の顎を指で掬う。
息がかかる程近く、また心臓は速く動き出す。
言わなきゃ……出せないっ……?!
「僕の、コレ…擦って、欲し、い……」
か細い声でお願いする。
「は?それで足りると思ってんの?もっとしっかり!!」
「そんなっ……!!」
溜息をつきながら冷たく言い放つ。
どうすればいい……?
他に……
熱を持った頭はもうショートしそう。
「ねぇー、言わないといつまでもこのままだろー
?」
晴山さんは顎を掬った指をまた胸元のボタンに戻した。
「っ、もう、限界っ、だからぁ、」
熱い息が零れる。
「晴山さん、気持ちよく……して……?」
再び滲む視界で、晴山さんを見つめた。
これが精一杯っ────!!
「……悪くはない……ね」
「え?」
何かを図るように晴山さんはニヤリと笑った。
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