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ガチャ
入口付近のドアが開く。
そこは多分シャワールーム。
「あ、晴山さっ……!!」
うっ、わぁ……
「おー、裕太起きたんだね」
そのドアから出てきたのは、下をバスタオルで巻き、フェイスタオルで頭をガシガシと拭く晴山さん。
髪の毛から滴る水が、半裸の鎖骨まで伝う。
うわ───えろい……
みてるこっちが恥ずかしくなるぐらい、色っぽい姿だ。
「裕太?どうしたの」
「ひゃわっ!」
突然近づいてきた顔に驚き、僕はベッドに倒れた。
「……なーに、裕太……ドキッてんの?」
ギシッ
薄く笑った晴山さん、そのまま僕に被さる。
スプリングが軋み、身体が深く沈む。
晴山さん、付いていた手を肘にかえ、顔がぐっと近づいた。
「っっ、」
ポタポタと滴がほっぺたに落ちる。
シャンプーのいい匂い
潤って色っぽい肌
「ねー、ゆーた……どうしたのー?」
わざと息を耳に吹きかけられる。
「んっ、晴山さんっ、」
ゾクゾクする、背中────
「あ、あのっ、お風呂入ってきます!!」
「おっとと、」
バッと晴山さんを押しのけて、シャワールームに駆け込んだ。
バンっ
勢い良くドアを閉める。
「っ……はぁっ……」
ズルズルとドアにもたれ、息をつく。
やばい……あの人……
シャワールームは、さっきの晴山さんの匂いで、僕の心を燻らせた。
「んっ……」
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