アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
55
-
「晴山さん!!僕の服っ……!!」
「んー?裕太の服が、何?」
晴山さんは大きなベッドに寝転がり、布団を腰までかけて、こちらを見た。
「僕の服どこですか!?」
「え、これから寝るんだから服いらないでしょ?」
「なっ、だからってっっ!!」
ぶわわっと頬が熱くなる
よくよく見たら、ベッドはキングサイズのが1つ、部屋の真ん中にドーンと位置されている。
ベッドの横の棚は、薄ピンクの布で覆われたりして、何があるのか見えないし。
思い返すと、浴室だって何故かガラス張り!!
ここって、おそらく、きっと……
僕だって健全な男子だ。学校の友達同士でそいういう話はでる。
「あはぁっ!やっと分かった?」
晴山さんはニッコリと……いや、ニンマリと笑う
。
「なんでラブホに泊まろうとしてるんですか!?」
「いや〜、ほかにホテル見つかんなくて」
絶対嘘だ!!
「とりあえず服返してください!!」
ズンズンと近寄る。
この人は何処まで子供なのだ!!
「あー、裕太、まずは髪を拭きなよ。」
晴山さんはむくりと起き上がる。
……下はまだタオルを巻いただけだ……。
「髪なんて……」
「はい、ここ座って。」
「うわわ!」
手首をひっぱられ、晴山さんの前に座らされる。
手に持っていたフェイスタオルを取られ、頭にのせられた。
「裕太髪綺麗じゃん。尚更気を使えよ」
「っ、女じゃないですし、髪は別に……」
僕自身、そこまで気を使っていない。
だから、『綺麗』とか言われてもピンとこない。
僕は晴山さんのされるがままに髪を拭いてもらった。
「晴山さん、大学生……ですよね?」
「んー?そうだよ」
姉は、大学生に行ける頭があったけど、勉強するのが嫌いで、親もそこら辺は野放しだから、自営業だし。
「何か、サークル的なもの入ってるんですか?」
「あぁ、サッカーサークル。」
サッカー!!
「どして?」
「いえ、腕が日に焼けてるし、足がしっかりしてそうなので」
あった時から、半袖の境目から、ハッキリと白黒の日焼けが見えてたし、
さっき身体を見た時も、腹筋凄かった。
だって、シックスパックだよ……!?
ジムとか行ってんのかな……?
僕ももっと体力、筋力つけないと……!!
ひっそり心に思った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
55 / 189