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どうしよう……。
さっきの激しいキス……
あのせいで、僕の欲望は熱くなっていた。
「ん……」
*************************
裕太ってば本当に俺の心くすぐる。
今も、さっきのキスで……その気になってるよね……
太ももをもじもじと動かす裕太。
多分────
まだ熱で潤んだ瞳は、チラチラと俺を見て、泳いで、を繰り返す。
俺から誘わないか待ってるんだろうね。
だけど俺は誘わないよ。
釣った魚には、定期的にしか餌を上げたくない。
『欲しい』『欲しい』と強請って、口をぱくぱく動かして、
貰えないとわかった時の絶望を味わって、
希望を捨てて空腹で死に至る……
直前にたっぷり餌を与え、
『俺はお前が好きなんだよ』
と愛を囁いて
『僕もっ……!』
ってなった時の絶望から救われ、希望にすがり、俺をもっと好きになる。
俺からは求めない。
今迄ずっとそうしてきた。
というか、俺が求めるような奴がいなかった。
さぁ、裕太はどうするのかな……?
裕太は、俺が求めたくなるような奴になれるかな────?
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