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「っ……!!」
僕はぶわぁっと赤くなる。
オレンジ色の照明でもハッキリとわかるぐらいに赤く。
「あはは、真っ赤になっちゃって」
クスクスと笑う晴山さんはするりと手を動かして、熱に触る。
「ひゃぁっ、やめてください!!」
「あ、嫌か。はい」
晴山さんはぱっと手を離した。
えっ……
もっと弄ってくるかと思った。
あ…いや、して欲しいわけじゃなくて、その……期待もしてないし、手を出されないことはいいことなんたろうけど、あの…………
てっきり、今のまま流れるのかと思ってた………
それ以上熱には何も触れず、僕は焦らされた感覚だ。
もう、1発は……出したいんだけど……
晴山さんに触ってもらいたい……
晴山さんの手でイきたい……
今迄思ったことのない欲望に思考が停止しそうだ
晴山さんは手を出してこない
しようとする気配もない
ただただ、真っ直ぐな目で僕の顔を見ている。
昨日のフェラのような快楽が欲しくなっている。
快楽を欲する身体は素直に熱を持つ。
僕はその熱に耐えようとシーツを軽く握る。
多分、この様子だと、トイレで抜く事は不可能そうだ
だって、絶対逃がしてくれない気がする
だけど、抜かないとこの熱は収まらない
「ぁ、あの……」
「抜きたい?」
僕の言葉に被せるように晴山さんは言い、ニコッと笑う。
「は、はいっ……」
「そぉ……。じゃあ、尚更触んない」
「なんでっ…あっ……」
僕から手を遠ざける晴山さんに、思わず『なんで』と、言ってしまった口をバッと塞ぐ。
『なんで』なんて、どうして触ってくれないのって言ってるようなものじゃん!!
何言ってんの僕!?
「なんでって……裕太はキスまでしか許可してくれないんでしょ?」
ふっ、と笑う晴山さんはこてんと小首を傾げた。
そんなことっ………ぁ………言った……────
『……キス……ぐらいなら……したいです……』
ぐるぐると混乱する頭に、そんな言葉が蘇る。
「キスまでなら、それ以上は出来ないしー、だから、抜くのもねぇ」
指を唇に当てながら、チラチラと僕を見て反応をそそる。
「ぐっ…………」
僕の熱が、晴山さんに触れて欲しいと存在を示す。
「裕太が自分で抜くか────」
直感、というか、なんとなくだけど、
多分、晴山さんでの快楽を知った僕は、簡単には抜けないと思う…………多分ね……。
「もしくは、俺に許可するか、だけどね?」
晴山さんに────許可……
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