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73〜晴山目線〜
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『らめっ、ぁ、もっとぉっ、ぁんっ、はぁっ…』
裕太の口から出た俺を誘惑する言葉────
求めるように締まるのが気持ちいい────
薔薇のように潤う唇から漏れ出る、理性を破壊しかねない吐息────
今迄、幾度か男と身体を重ねてきた。
年上も、年下もいた。
俺はタチ専門だし、入れたことしかないから、その『入れる』感覚という感覚が身についている。
ただ、『付き合う』というのは、初めてに近い程、経験が無い。
ずっと、『セフレ』の関係だったし。
俺を誘惑する程の奴はいなかった。
だから────だから───────
こんな感覚は、初めて────────
「裕太、本当にいいの?」
「う、んっ……っ、きてっ……」
顔が見たい。溢れる吐息を間近に聞きたい。
そう思い、俺は裕太をぐるんっと反対にした。
「ひぁぁっ、ちょ、入れたまま、とかっ…はぁっ」
「ごめん、ごめん。顔、見たくて」
そうやってニッコリ笑ってやると、あからさまに顔が赤くなり、下もキュウッて締まる。
「裕太、俺の笑顔が好きなの?」
「っ、ふ……ぁあ、ん……ゃ、」
また、動きながら裕太に問いかける。
裕太は片腕で顔を覆ってしまった。
「もぅ……。喘いでるだけるだけじゃわかんねーよ」
「ひぁっ、ふぁぁんっ、すき、晴山さんっ、の笑顔、好きなのっ、ぁんっ、」
『好き』笑顔が『好き』
多分半分ぐらいはトン出るんだろうけど、こういう時に出るのは大体が本音だ。
「ん、いい子」
俺は内心堪らなかった。
だって、こんなにも好きで好きで堪らない奴から、俺の笑顔が『好き』とか言われるなんて、もう……────。
ちゅっ
軽いリップ音をたてて、裕太の、おでこにキスを落とす。
すると、そろそろ〜っと、裕太は腕を退けて目だけこちらを見る。
ん、可愛い……
「裕太、もっと、欲しいんでしょ?」
ズンっ────
「あっ、アッァらめっ、はる、はぁんっ、も、」
ぱちゅん──ぱちゅん────
汗やベタついたローションが肌にまとわりつき、肌がぶつかる度、水音がイヤらしく────……
「ぁあっ、んぁ、らめっ、もぉ…いっちゃ、ィくっ、はるさ、んっあ」
気持ちよくなって、快感で痺れる太ももはガクガクと震え、顔を隠していた手もシーツを掴んで必死だ。
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