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ビギナー19
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(神田語り)
ちょうど目の前に枕があったので、額を乗せて呼吸を整える。
指で柔らかく拡げてくれたけど、春馬先生のモノは大きかった。痛いけど、時折漏れる呻くような声が色っぽくて、それを聞くために耐えていた。かっこよくて惚れ惚れする。
腰を動かすたびに、俺のタマに春馬先生の肌が触れる。それでも力を加減して俺に気を遣っているのは伝わってきた。
背中越しでも人の体温はあったかい。
「………ぁ、ふぅっ……紘斗、痛く、ないか?キツイ……力、ゆるめて。」
「ん、へーきだよ、うん、だいじょぶ……」
ちょっと辛いかなと思っていたら、ちんちんを握られた。恥ずかしい話、さっきから勃起は治らなくて、マットレスに擦れて汚しているのではないかと思っていた。手を動かされて一気に緊張が抜ける。その隙を狙ったとばかりにピストンが早くなった。
「ほら、一緒にイこう……紘斗……かわいいな……好きだよ。」
「え、は、ぁ……俺も……すき、だから……ぁぁ、きもちいい、もっと、ひどくしても……いいよ……」
「だから、そういうのは、余裕ができてから言うセリフだ。今日は、大人しく喘いでなさい。まったく。恐れ知らずも程がある。」
チンチンを扱く手が激しくなってきた。気がそちらへ逸れて、快感が下半身へ集まってくる。『好きだよ』とか言われ慣れてないから、反応が分からない。だけど、胸の辺りがじんわりと震えた。
「……ふぇ、は、ぁぁっ、お尻も……気持ちいいかも……ぁんっ、ぁぁ、もっと、もっと……ぁぁぁ…………」
「…………くっ……ぅ……」
今日3度目になる射精をした直後に、俺のナカにいる春馬先生もドクンと動いた。お尻が熱くて溶けてしまいそうで、頭がフワッとした後、思考回路が上手く働かなくなった。
目が覚めると、薄暗い中で誰かの腕に抱かれていた。丸まるように向かい合わせになり、近距離に春馬先生の寝顔があった。俺はしっかりと服を着ている。だが、向かいの人は裸で、手を伸ばした先には、俺より濃い肌色が規則正しく上下していた。
昨日の出来事が次々と頭に浮かぶ。ばあちゃんが倒れたこと、病院へ行ったこと、そして春馬先生と………セ、セックスしちゃったこと。
なんだか春馬先生が別人に見えた。昨日までは『先生』が強かったけど、今は『春馬』が濃い。堪らなくなって、もぞもぞと身体を動かしたら、春馬先生が『うーん』と言って寝返りを打った。
昨日の行為が甘くて愛しい。身体のあちこちに春馬先生の跡を感じていた。俺は1つ大人になったかもしれないな、と痛むお尻を摩りながら悦に入る。今日は1日座って授業を受けるのも辛いかもしれない。
ふふふ、なんだか嬉しい。他人の跡がこんなにも自分を特別にしてくれるとは思わなかった。ふふふ、ふふふふふ。自然に笑みが溢れる。
「紘斗。鼻血出てるぞ。」
「え、あ、は、春馬先生おはよ。あ、あの……おはよ、お、おはよ。おはよう。」
「おはよう、は分かったから、鼻血出てるって。大丈夫か?ほら、ティッシュ。」
慌てて枕元にあったティッシュで止血をすると、春馬先生が笑って俺の頭をくしゃくしゃと撫でた。だから、裸ですってば。乳首が見えてますって。目に毒だ。
「紘斗はすぐ鼻血が出るから子供みたいだ。今日の放課後にまた病院へ行くだろう?おばあちゃんの容態が落ち着くといいな。」
「ふぁい。いきまふ。」
「また送ってやるよ。放課後に準備室へおいで。堂々としていいからね。俺と一緒にいても別に何とも思われないし、それ以前に恋人なんだから。昨日は可愛かった。久しぶりに心が動いたよ。」
「ひぃっっ……」
鼻に詰まっているティッシュを避けて、さり気なくキスをされると、俺はフリーズした。止まる雰囲気の無い血はティッシュを赤く染めていた。どくどくしてる。
鼻血は暫く止まらなかったけど、『恋人』と言われたことが嬉しくて、にやける顔を隠すために口の中を思いっきり噛んだのは内緒だ。
【これにてビギナー終了です。ありがとうございました。】
(おまけ)熊谷家にて
「あ、神田君からメールが来た。」
「今度は何だろう。あいつら、上手くいってるのかよく分かんないんだよ。謎すぎる。」
「うーんと…『フェラチオのやり方を教えて』だってさ。質問が具体的で進歩してるよ。うまくいってるみたい。良かったね。」
「神田も一丁前に言葉を知ってるじゃないか。勉強したのかな。では、葵先生が教えてあげないと。手始めに俺で練習してみるか?」
先生、チラッと葵の様子を伺う。
「…………いいよ。する?」
「えぇっ、いいの?」
「うん。神田君と片桐先生のことを考えたら、したくなっちゃった。」
「(先生はキュンキュン中)葵………」
と、こちらもラブラブでありました。
おしまい(中途半端なおまけですみません)
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