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夢の外へ4
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(葵語り)
少し前に島田から、口でコンドームを着けて慧さんを興奮させたいという願望を聞いた。
その時は涼しい顔して話を流していたけど、先生が俺に興奮してくれるならと思い、動画を見て密かに研究したのだ。歯を立てずに破らないことを心掛ければ問題無い。可愛く見せようとか、余計なことは考えずに作業に集中した。
袋から出して、舌の先に乗せた。唾液を纏すわせながら、先っぽを軽く吸って亀頭にキスをする。最初が肝心で、強めに吸いながらグイと唇でゴムを下げた。うん、うまくいきそう。よし、このまま飲み込みながら広げていくんだ。
そしたら、急にモノが大きくなって、口から外れそうになる。乱暴な息子さんに驚きで身体が跳ねそうになった。
「んん、も……らめらから……んんっ。ぬけるれしょ。」
ぺち、と先生の太ももを軽く叩いて注意した。抜けそうになって焦ったよ。
「ごめん。葵がこんなことするなんて、青天の霹靂でさ、驚きすぎてデカくなった。いい眺めだなと思って。」
青天の霹靂……大袈裟過ぎだ。でも興奮したみたいで嬉しくなった。
更に大きくなったモノに、唇で伸ばしてはめる。喉奥まで来るけど、もうちょっとだ。
ついでにフェラも施してみる。
上顎で亀頭を擦りながら、唾液を纏わせて装着が完了する。これ以上デカくなったら、嘔吐くところだった。ふぅ……
「完成。できたー。うまくできた。見て見て。ドキドキしたよ。」
「ずっと見てたから、葵の上手さは分かってるよ。よくできました。こっちおいで。」
引き寄せられて、座っている先生の上に跨った。俺のお尻には、着けたばかりのコンドームと粘度質のモノがくっ付いている。尻たぶの間をぬるりと入って、ちょうどモノを挟んだ姿勢で、先生の首に抱きつくように手を回した。
早く……挿れてほしくなっちゃうよ。
挿入された感触を後孔が思い出したように疼いた。
「先生、好き…………」
先生に抱きついて、『好き』を何度も口にした。肩に乗せた頭を優しく何度も撫でてくれたので、幸せ過ぎて思わず泣きそうになる。この幸せの積み重ねで、俺は生きていられると思うんだ。
「俺も好きだよ。葵、キスちょうだい。」
「うん。ちゅ……、ちゅ……」
キスしながら少し腰を浮かすと、亀頭の部分が挿入してきた。さっきに散々解してもらったので、自分で言うのもなんだけど、先生専用の入り口に仕上がっていた。拡げられて、うっとりしそうな悦楽が身体を走る。先生は少し前にキスをしながら器用にローションを纏わせたようだった。
お尻を突き出して、挿れやすいように背中を反らせた。
もっと奥まで導くように、腰を揺らしながら先生のモノを導入する。キスが段々深くなるのと同時に、俺の後孔にも熱く太いモノが深く刺さった。いつもだけれど、下半身に意識が集中してキスどころじゃなくなる。俺のナカが凄く悦んでるみたいだ。
「ぁぁ……ぁぁん……きもちい……さいこう……」
「どう?自分で着けたゴムの具合は。」
「いつもと大して変わんない。」
「だろうな。俺にとっては最高のひと時だったけど、感触は同じだな。」
腰を落とすと奥まですっぽり入った。結構深く来てるのは分かる。
前立腺を絡めるように大きなモノが主張しているので、少し動いただけで、震えるくらいの快感が押し寄せてくる。いつもよりかなり気持ちが良くてなんだか嫌な予感がした。
ゆさゆさと腰を揺らしながら、下から突かれてすぐにイキそうになる自分が情けなくなるけど、自然の摂理には敵わなかった。
「あっ、あ、あ、あ……あんっ……だめ、きもち、あっ、だめ、だめ、せんせ……」
「なんかナカが凄いけど、どうした、のかな……ぁ、ふぅ……キツい…締めんな……」
「締めてない……もん、ちからが、入んない……や、ぁ……」
先生が突き上げてくるたびに、身体が跳ねてナカで擦れる。それが気持ち良過ぎて、訳が分からなくなってきた。先生にしがみついても不安定な感じは治らない。これ、抜くときも同じだ。ある意味拷問に近い。
「ふっ、きもちいいのか……この葵の表情、大好きだよ。もっともっと喘がせたくなる。エッチな顔してる。」
尻たぶを揉まれながら、結合している穴を拡げて、そこに身体が落ちる。俺の息子から、先生の腹に涎が散った。
「だめって、ねぇ、あ、あ、あ、も、じゅうぶん……きもちいいよぉ…………いい……」
「可愛い。世界一可愛い。可愛すぎて、頭がおかしくなりそう。こっち向いて、俺で思いっきり気持ちよくなって。葵、愛してるよ。」
耳元で『愛している』と言われて、顔から火が出そうなった途端に吐精した。だけど、後から後からまだ何かがやってくる気配がする。
愛してるなんて、いつも貰っている言葉なのに、どうしてその度に恥ずかしくなるのだろう。
「おれも、すき、すき、すき………だからぁ……ああんっ、やだぁっ……」
「俺も本気で突きたい。ごめん、横になるよ。」
対面座位から、視界が回転して挿れたまま正常位になる。足が高く上がり、先生の動きが更に早くなった。目の前がチカチカし始めて、何かが俺の中で弾けた。
そこからあまり記憶が残ってない。すっごく気持ち良かったとか、先生より俺が沢山イってしまったとか、シーツが汚れたまま寝てしまったとか、先生を想う強い気持ちだとか、断片的には覚えているが、ところどころ継ぎはぎのように繋がっていてよく分からない。
セックスはすごく気持ちが良い。愛を確かめるためにある魔法の行為で、不安定な時こそ必要になる。そして、心が安定してくるとその奥に見えてくるものがあった。
ああ、俺の将来どうしよう。やっぱり就職しなきゃだめかなぁ。
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