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海へ出た初夏の旅13
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(雅人語り)
布団へ入ると、眠そうな葵君がこちらを見上げた。
「どうぞ。狭いですけど……入れますか?」
「今日は肌寒いね。失礼します。」
わざわざ俺の入る隙間を作ってくれた。こうも無防備にされると余計に構いたくなる訳で、布団に入った俺は葵君の首下に腕を通し、後ろから抱きしめる形で横になった。抱き心地が良い。
すかさず、首筋に鼻を近づけて匂いを嗅いだ。汗に混じって男の匂いが少し。後は甘いような香りがする。俺の性癖に突き刺さるようないい匂いで、柔らかい髪質も好みにピッタリだ。重ね重ね祐ちゃんを疎ましく思った。
「ちょっ、なんなんですかっ。」
驚いた葵君がこっちを見ようとするが、ホールドして動けないようにしてみる。元々線の細い子だから、俺からしてみれば簡単だった。
だけど、無理やりというのは嫌だったので、そのままの姿勢で話をすることにする。あくまでイタズラの延長線みたいな流れがいい。レイプなんかナンセンスだ。嫌がる子にはやりたくない。
「こうして寝ると落ちつくんだ。葵君って、どうやって祐ちゃん落としたか、2人の馴れ初めを聞かせてよ。」
「人を抱き枕みたいにして……馴れ初めかぁ。あんまり面白い話じゃないですよ。暗いですから。」
葵君をリラックスさせるための会話だったので、面白くなくても暗くても関係ない。それでも構わないと俺が言うと、ポツリポツリと話し始めた。
「高2の時に、夜回りしている先生に見つかって、そっから関わるようになったんです。生徒指導室でお昼ご飯を一緒に食べてました。」
「そんな夜に高校生の君は何やってたの。」
「ええと……まぁ……その……」
頭の隅にあった思い出を手繰り寄せるように、葵君は話してくれた。祐ちゃんが生徒指導という名目で彼に近づいたのは分かった。いいよなー。患者にタイプかいても数分で診療は終了する場合が多く、それで終わる。俺の専門は糖尿病だから、通年を通して関わる患者さんは年配が多いのだ。
高校教師は実に美味しい職業だと思う。
「もしかして、誰かと会ってたとか。」
「まぁ……その人も教師だったんですけど。すごく好きで周りが何も見えてなかったな、あの頃は。俺も若かったんです。今はどうしてるのかなって時々思います。」
葵君が高2の頃、違う先生と付き合っていて、口調からしてそいつは酷い奴だったのだろう。葵君は気付いてないが、彼に酷い扱いをしたくなる気持ちも分からなくはない。幼気な身体と素直な心を欲望の赴くままに汚したくなるのだ。
この歳上キラーめ。今も充分若くて瑞々しいよ。食べて、葵君の身体を隅々まで見てみたい。
ムラムラに火が着いた。炎は揺らめき、段々と大きくなる。
「俺も『先生』だよ。俺のことは……?嫌いかな。」
神経を集中し、ありったけのイケボを意識して低音で耳元へ囁いた。ついでに耳の裏も舐めてみる。
葵君の身体がビクンと動いたのが分かった。どうしようって考えているのが手に取るように分かる。
「…………………………」
無言は嫌がっていないと勝手に判断する。胎児のように身体を丸めている葵君の後ろから手を回し、柔らかいお腹に触れた。
もちろん、首筋にはずっとキスしたままだ。歯を軽く食い込ませて味わうように吸った。
「…………だ、だめ、です。よくないって。もう雅人さん……何にもしないって、言ったじゃないですか……そんなとこ、触らないで……あっ……」
「そんなの、信じてたんだ。葵君、やっぱりそういうとこ可愛いね。俺の恋人になってよ。」
「ひぇっ、嘘…………なの……?」
「社交辞令って言葉、知ってるかな。」
「知らないっ……です。何ですか……それ。」
しかも頭はあまり良くないらしく、どこを取っても可愛いらしい。俺は迷わずパンツの中に入れた手を陰茎に伸ばした。
「…………あぁぁぁぁっ、やだ。あっ、や、や、だめ………」
扱いてやると、あっという間に勃ったそれは、俺の手をにわかに濡らし出す。ほら、やっぱり期待してたんじゃないか。
「本当にだめなのかな。しっかり濡れてるよ。」
左手でピストン運動をして、右手はマシュマロみたいなお尻を揉みしだく。実は、祐ちゃんによって開発されたであろうアナルが1番気になっていた。
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