アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
海へ出た初夏の旅17
-
(葵語り)
その部屋は、20畳ほどの広いスペースに大きなベッドが鎮座していた。 疲れていた身体が吸い込まれるように自然にダイブする。ふわふわというか、程よい固さがいい。大きなベッドだ。
もうこのまま寝そうだったけど、先生に無理やり起こされて、引っ張られるように浴室へ向かう。
丸いジェットバスの中は青い光で満ちていて、まるで夜の水族館みたいだった。ボコボコと沸くお湯の中に身を沈めると、疲れが取れていく。先生はさっきから元気だ。言うと怒るけど、歳の割には元気なんだよね。特にやりたい時は疲労感が無いようで、俺より若く感じる。年の差なんかあるようで無いし。
「先生は眠くないの?ふぁーあ……」
手を透かすと掌が青く揺らめくように光った。思いっきり大きな欠伸をすると、先生が笑って俺の頭をガシガシ撫でた。
「眠いのは通り越したかな。お前より元気だぞ。若いのに情けないなー」
反対側の縁に居た先生が俺の隣にやってきた。俺の肩に頭を乗せて、手を繋いでくる。
どちらかというと疲労感の方が強かったが、しょうがない。助けてもらった手前、従うことにした。先生も事後は眠くなるに違いないし、疲れで俺もムラムラしていたからだ。お湯の温かさがが身体を優しく包んでくれる。広いお風呂も悪くなかった。
「葵………こっち向いて。」
「………………先生の、勃ってる。固い。」
「葵といるから当然だよ。触って。」
「うん……俺のも、触ってほしい。」
さっきから押し付けられて、嫌でも主張してきたから分かっていた。
ちゅ、ちゅ、と啄ばむようなキスから、吸い付くようなディープキスをした。蕩けるような舌遣いに翻弄されても、気持ちよく漂ってるみたいに身体が熱い。
夢中になって互いのモノを優しく擦った。粘度の高い透明の液体が湯に溶けていく。
「あ、あ、せんせっ、でちゃう……んっ……」
先生より早漏な俺は、射精感が太ももから上がってきてしまう。もうちょっとキスしていたいのに、腰がヒクついてきた。今日はいつもよりもペースが早い。
「待って、出来る限り我慢してごらん。」
先生が息子から突然手を離し、腰を引き寄せる。スン、と寂しげに下半身が震えて、上り詰めようとしていた気持ちが途中で途切れた。なんとも言えない中途半端に泣きたくなる。
「うー、イきたい……あ……爆発しそうなのに……せんせ、ちんちん触って……」
「いつも直ぐにイっちゃって後でしんどくなるから、濃い射精にしてみようよ。自分でもだーめ。」
濃い……射精ってなんだ?我慢して溜めて溜めて、大きい快楽を得ろうという意味かな。
「そんなの辛いだけじゃん。あぅっ、そこはもっと気持ちよくなっちゃう。あん……あ、だめっ、だめ……だめぇ……」
思った通り、後ろに指が伸びてきた。くにくにとかき混ぜるように、いやらしい指が入り口を広げて侵入してくる。これが堪らなく気持ち良いのだ。
指がいいところに届くよう自ら腰を振って誘導していた。興奮した先生の息遣いが耳元で聞こえる。
「いい尻だ。ナカがすごく熱い。こうして広げると、もっと喜ぶよな。縁に前屈みでもたれるようになってごらん。」
「………えぇと……わかったよ。」
浴槽の縁に上半身を乗り出して、お尻を突き出す格好を取った。後孔に何をするのかドキドキしていると、思いっきり穴を広げられ、覗き込まれるようにナカを見られていた。
付き合ってから4年経つけれど、この人は本当に俺のお尻が好きだ。セックスじゃない時もよく触ってくるし、もちろん最中は自分よりも俺のことを考えてくれるので、お尻は大切にされている。
「何見てるの?そんなに見ても何にもないよ。粘膜しかないでしょうが……恥ずかしいから、やめて。」
先生が従うはずもないのに、耐えきれずやめて、と懇願してしまう。指はくにくにと更に広げながら奥へ入ってきた。内壁を指の腹で刺激されて鳥肌が立ち、余計に前から涎が垂れてしまう。
「いいや。綺麗なピンク色してるし、入り口付近は特に赤くてエロいよ。雅人に良からぬことされてないか心配でさ……良かった。俺のお尻は無事だった。」
「逃げたから大丈夫だって。今日は舐めないでよ。絶対にやめてよ。なんかしんどいから。」
「雅人にもこの良さに無意識で惹かれたんだろうな。しつこくまたライン来てたぞ。葵君が欲しいって。結婚するなら俺にくれって。お前は物じゃないのになー。絶対にあげないけど。」
「あぁぁっ、ん、だめって、言ったのに……ぁ、ぁ、ぁ……もう、変態……」
陰嚢を後ろから揉まれた後、生暖かい舌がぬるりと侵入してきた。
やば……めちゃくちゃ気持ちがいい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
159 / 161