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そして帰り道。
「──あ。俺の部屋寄っていい?」
暫く抱き合ってから、手を握られて(拒否したけど無理だった……)流木の部屋に戻る道中、まだブレザーを返していないことを思い出した。
よかった。やっと返せる!
自分の部屋について、一番下の引き出しからバレないように隠していた流木のブレザーを取り出す。
「これ。返すタイミングわかんなくて、ごめん」
「……別に」
勝手に羽織らされたものの、返せずにいたことを謝ると特に気にしてない感じで流木は受け取る。
(……ば、ばれてないよな!?)
それで致してしまった罪悪感が襲ってきて、流木の反応をヒヤヒヤしながら見てしまう。
めちゃくちゃ確認したからどこも汚れてないはず──、
「……お前の匂いする」
「ぅえっ!?」
あろうことか、流木はブレザーを嗅ぐとそんなことを口にした。
「何、その声」
「あっ、いや! 何でもないっ」
不審げに見られて慌てて誤魔化す。
「タ、タンスの中だったし、多分俺の匂いが移っただけだろ!」
「……へぇ」
ヤバい、匂いまではわからなかった!
そもそも自分の匂いなんてどんなのかよくわからない……。
「臭かったらクリーニング「ならもっと移せよ」……は?」
(移せよ、とは!?)
ニヤリと笑う流木に悪寒がした。部屋の寒さからではなく。確実にコイツのせいで!
「ほら、着れば」
「! ちょっ」
たった今返したブレザーを着させられて、腕を掴まれた俺は部屋のベッドに押し倒される。
抵抗する間もなく流木が覆い被さってきてズボンをあっという間に脱がされてしまった。
「な、何すんだよ! 返せ!」
「穿いてる方が気持ち悪いだろーが。キスだけでこんなにしてるくせに」
「っ、あ、ゃ……!」
(嘘……バレてたのかよっ)
湿ってる、と言うかもう濡れ濡れの俺の先端をパンツ越しに指で擦ってくる。
「あっぁあ……っ、ん、やだぁ……!」
上半身を起き上がらせて手を伸ばす。
だけど、力が入らなくて流木の手を引き剥がせなかった。そのまま先端だけをくちゅくちゅと布越しに攻められる。
「ん、んっ! ふぇ……ゃ、あ、ぁああぁんっ……」
我慢できずに俺のに触れてる流木の手をぎゅっと掴みながら、白濁を溢れさせてしまう。
パンツの布越しにぴゅるるっと出た白濁が着ていた流木のブレザーの裾を汚す。
「も、ばかぁ……」
もろ汚しちゃったじゃん……!
紺の生地に染みていく白濁に罪悪感が深まる(俺のせいじゃないけど!)。
「虎も泣いてるね」
「あ、ぁっ」
あの日と同じ虎柄パンツ。
ちょうど絵柄が俺の上を向いてる部分にあって。またしつこく布越しに攻められる。
これも上書き? なんて聞く余裕もなく。
「ふぅぅっ……やぁん、あ、ぁあ……!」
立て続けに溢れさせて、もうパンツはぐちゃぐちゃ。
「は、ぁ……」
(また、汚し……)
「可愛い。悠季」
「ンん……っ」
キスしながら再度押し倒される。
それと一緒に機能を果たしてないパンツも脱がされた。
「……ほんと可愛い。お前の」
「はぁ……ん、やっ! ぐちゅぐちゅ、すんなぁっ」
(ふ、ぅ……いやだ。いやだ……これっ……)
他は一切触らない。
ただ、先端部分の、皮が被ってる所だけをゴツゴツした指で上下に擦られる。その度に卑猥な水音が聴覚を刺激してくる。
「ァ、ぁんっ……や、くる……なんか、ぁ、あーっ」
指の腹で直に先端を擦られた瞬間、噴水みたいに俺のから透明な液体が噴き出す。
「は、はっ……」
(なんだよ……これ……)
背を仰け反らせて、腕で顔を隠す。あまりの気持ち良さに息すらままならなかった。それは出してからも続いていて。
「悠季、」
「ぁ、んんぅ……」
下半身同様ぐちゃぐちゃな顔を隠していた腕を掴まれて、またキスされる。
(ん、ふ……また、っ……)
裾の余った手を流木の首に回す。
俺の香りなんか、一ミリもしなかった……。
おわり。
「あれ? どうしたんですか、千倉先生」
「すき焼き、流木と未月に届けに行ったんじゃ……」
「……それどころじゃなかったわ」
「「?」」
「飲みましょう」
「「え!?」」
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