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「離せってば!流木っ」
何度その言葉を言ったか。
でも流木は手を離してくれなかった。
しかも黙ったまま。
俺が一人で叫んでるだけ。
「こっち寮の方向じゃないだろ!どこ行く気だよっ」
「…………………」
クッソ…
また無視かよ!
「っ…マジでどこ行く気…」
にしても疲れてきた…
歩幅違うし歩く速度も速いし。
何より、坂になってて道も整備されてないから辛い。
数学の課題あるなんて言わなきゃよかった…!
今更後悔しても遅いことを知りながらも、思わずにはいられなかった。
「着いたぜ」
やっと…
「どこ、ここ…って、うわ!」
暗い雑木林の中を抜けるとやけに明るくて。
見上げたらさっきの場所より近くに天の川が広がっていた。
「すご…」
手を伸ばせば届きそうなほど。
「…未月」
「っ…」
空を見てたら背後から抱き締められて、首筋に流木の息が当たる。
「な、なんでこんな所連れて来たんだよっ…」
流木に振り返って聞く。
緋結たちも連れてくればよかったのに。
「さぁ…なんでだろーね」
意味深な笑みを浮かべて流木は俺の頬に触れてくる。
腰を抱き寄せられて、そのまま唇を塞がれた。
「んっ…」
マジかよ…!
「は、やめ…っんん…!」
流木の胸を押すけどビクともしない。
いつものことだけどすげぇ力入れてるのに!
「ふ…ん、んぅ…っ」
舌を絡めとられて、口内を隅々まで舐められる。
嫌なのに、嫌いなのに…
「ぁっ、は……!」
「…勃ってる」
ニヤリと笑って言われた言葉に顔が熱くなった。
「き、気のせい!もう離れろよっ…」
ばっと流木に背中を向ける。
なんで俺、こんな奴のキスに毎回反応しちゃうんだ!泣
「気のせい、ね…。なら、見せろよ。悠季」
「ちょっ…」
また腕を引かれて木に背中を預けて座る流木の膝上に座らされた。
背後から抱き締められる体勢になる。
「何すっ…」
逃げようとしたら腹に手が回ってきて、もう片方の手がズボンのベルトを緩めると中に入ってきた。
コイツ正気かよっ
「…濡れ濡れですけど。お前の」
「〜〜〜っ…るさい!離せ、変態!」
「どっちが」
そう言って流木は俺の首筋に吸い付きながら濡れた下着の中で俺のを扱いてくる。
「ひっ…ぁ、やだぁ…!」
「キスだけでイった?濡れすぎ」
下着から先端だけ見えた俺のは、被ってる皮の中までグショグショに濡れていた。
ソコを流木の指が摘んできて、擦ってくる。
「ふ、ぅうっ…ゃ、あっ、ぁん…っ」
感じたくないのにまた変な声が出てしまって。
両手で口を抑えるけど…
「悠季。顔こっち」
「ぁ、りゅうきっ…」
手を退かされて顔だけ振り返るとさっきより深いキスをされる。
「ん、んっ…ゃ…っ」
もう思考は気持ちいいしか考えられず…
流木の手の動きと熱い舌に集中してしまう。
「あっ、ぁ…りゅうき、りゅうきっ……」
先っぽばっかっ…
耐えきれずに体を半回転させて、流木の首にしがみつく。
「…可愛い。イっていーぜ」
「ゃ、だめ…あっ、ぁぁあぁん…!」
皮の中で先端を擦られながらコイツの言葉通りイってしまった。
外なのに声まで上げて。
「ふ、ぅ…さいあくっ……」
流木の首から力なく腕が落ちる。
その胸に背中を預けると目の前にはキラキラ輝く天の川。
なんか、すげぇ罪悪感……
「悠季…、」
また俺の腹に腕を回して首筋や頸に吸い付いてくる流木は空を一切見てない。
「ん…お前、天の川見ないわけ?」
さっきも見てなかったし、コイツ…
「興味ないからいい」
それだけ言って回してる腕に力を入れてくる。
いやいや、興味ないんだったら来んなよ!
寧ろ何しに来たわけ!?
と、言い返す元気もなく…
今だけは流木に体を預けて空に広がる天の川を見上げる。
だけど、尻に堅い何かが当たってて集中できなかった……
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