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(誰か助けて。もう下僕にでもなんでもなるから!)
逃げる事を諦め切れるわけもなく、必死にそう祈る俺の頬に流木の手が触れてくる。そのままじっと見つめられた。
「な、に……」
そんなに見られたら変に緊張する。
顔だけはいいからな、コイツ!
「お前、この前のキス初めてだったでしょ」
「それが、何っ」
親指で下唇をなぞられてゾクッとしてしまう。
緊張とは別に心臓がドキドキする。なんでだよっ……。
「優しい俺が教えてやるから、ちゃんと覚えろよ」
は!?
その言葉の後、ゆっくりと近付いてきた流木の顔。顔を逸らそうにも流木がそれを見据えて両頬を固定してるから無理で。俺は反射的に目を閉じた。
「っん、」
うわっ……。
重なってきた唇の感触に体が震える。角度を変えながら何度も口付けられる。
「んんっ、ふ……ん……」
苦し……!
息をしようと口を開けた隙に流木の舌が入ってきた。手は冷たいくせに、絡んでくる舌は熱くて。
この前よりゆっくりと口内を隅々まで舐め回される。舌を噛んでやろうかと思ったけど後が怖いから止めた。
(俺のチキン……!)
「ん、はぁ……」
「やっぱ黙ってた方がいいぜ、お前」
クッソ……、ムカつく!
息を整えながら睨み付ける。でもコイツは笑ったまま。
「次、こっちな」
そう言って流木の手がスウェットの中に入ってくる。低い体温にビクッとしてしまった。
「んっ、なに……!」
「……女みたいな肌」
スウェットを捲られて胸が露になる。肌を滑るように触りながら、流木の手が胸へと伸びてきて。
「ぁ……んぅっ……」
「声、我慢すんなよ」
「や、だ……っ、きもちわりぃ、からっ」
きゅっと突起を摘ままれて指先で弄ばれる。
変な声を出さないよう必死なのに、コイツはそれが気に入らないらしく不機嫌な声になる。
「俺が出せって言ってんだけど」
(絶対出すか!)
そう思って口をぐっと紡ぐ。
「ん゛ぅ!」
──が、口に流木の指が突っ込まれて無理矢理こじ開けられた。
あり得ないだろ! そこまでする!?
「はにふっ……」
流木はふっと笑って、片方の突起に舌を這わせてきた。
「ん、ぁ……!」
マジかよっ。
「はぅっ、んふ……ぅ!」
吸い上げられながら舌先で転がされて、流木の指を口に突っ込んだまま変な声が出てしまう。
しかも口が閉じれないから唾液が口端を伝って流れていく。
(こんなとこ舐められて感じるなんてどうかしてるっ。俺のバカ!)
「……悠季、」
「ぁ、りゅう……き、っんぅ……」
あれ? 今名前呼ばれた?
なんて思ったらやっと口から指が抜かれて、代わりにまた深く唇が重なってきた。
「ん、ん、ふぅっ……」
(ヤベー……。コイツのキス気持ちいーかも……)
抵抗する力が抜けて頭がボーっとしてくる。そのキスの間に、流木の手が俺のズボンの中へと入ってきた。
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