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「ん...」
目が覚めると、いつの間にか電気が付いていて、ご飯の出来るいい匂いがした。
アリス帰ってきたんだ...
覚醒仕切っていない頭でボーッと考えていると、先ほどまでの事を思い出した。
どうしよう...
「白雪」
「わっ!」
ぼーっと考えていると、耳元でアリスに名前を呼ばれてびっくりした。
少し困った顔で微笑んで僕を抱きしめる。
その体温が心地よくて、ずっと離れていたくなくて、また涙が出そうになる。
もう僕はアリスと一緒に居られないの?
もうこうして抱きしめたり、キスしたり、その先も...できなくなるの?
「いやだぁ...離れなくないぃ...」
「白雪...?」
こんな事言ったら迷惑になるのに...でも止まらない。
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