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黒田 10
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「……春輝さん……」
チャイムが鳴って出ると、昨日の女装メイドがいた。
「こんにちは………」
「……何しに来たんですか」
「いえ、昨日のお礼を言いたくて……すみません、俺、送ってもらった挙句、変な夢まで見て……迷惑かけましたよね……」
「…別に構いません。仕事ですし……」
「ま、まあそうなんですけど……ほら、同じ職業の者同士、仲良くできたらなーと思って。
今後ともよろしくお願いします。」
「………別に貴方と親しくする義理などありませんよ。」
「……そんなこと言わなくても…」
「分かったらもうお引き取り下さい。わざわざご足労ありがとうございます」
………以前真也様からそう教わった。
春輝さんが扉を閉めかけた時。
「………………おかあさん………」
自分でも無意識に出ていた単語に、春輝さんは振り返った。
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