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黒田11
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「……そろそろお帰り願えますか?」
「あ、分かりました。あの……すみません何か変なこと聞いてしまって」
そう言って帰っていった春輝さんの背中を見つめていた。
………母親とはそんな存在なのだろうか。
真也様のご両親は、真也様を見捨てていった。
あの母親に、真也様への愛などあったのだろうか
自分の母親だって、自分に対して愛など抱いていない。
だってあれは………………………………
きっと春輝さんの頭が特別平和なんだろう。
胸元に付けていた、ロザリオのネックレスを
強く握りしめた。
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