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黒田 13
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「………真也、様…………………」
「余計なことは話すなって言ったよね?」
「申し訳…ございません」
苦しくてあまりはっきり返事が言えない。
その時だった。
胸元につけていた、ロザリオのネックレスに真也様が気付かれた。
「……………まだ付けてるのか」
「………」
すると真也様はそのネックレスを強引に首から引き離す。ロザリオは無残に床に落ちた。
「こんなもの……もういらないだろ」
そう言って手を離す。
真也様はいつも乱暴に扱うのに
必ずどこか悲しく、苦しんでいるような
そんな表情をするお方だった。
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