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亜輝と黒田(亜輝side)
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俺がそう言ってもまだ、黒田くんは俺と目を合わせてくれなかった。
まあもともと彼はそういうタイプじゃないし、
別に全然構わないんだけど。
春輝くんに知られてはいけない
一つの秘密。
黒田くんが何も思っていなくても、春輝くんは執事として、黒田くんを尊敬している。
そして何より春輝くんは黒田君のことが好きだ。
春輝くんは俺には信じられないほど純粋で。
もう何も失いたく無いと、きっと一番願っている。
だからこそ言えない、
秘密。
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