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春輝31
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なぜか気まずい沈黙に包まれた場の空気を変えて下さったのは亜輝様だった。
「まあまあ、この話はもう良いじゃん?
春輝くんも、久しぶりに黒田くんに再会できて本当によかったね!
ほら、お菓子もあるよ??食べなよ」
亜輝様が気を使ってくれた。
実は俺は甘いものが大好きだ。
目の前にあった高級そうなチョコレートについ手が伸びる。
「………おいしい……////あ、黒田さんも食べますか?」
「いえ……結構です」
「苦手なんですか?」
「はい………」
「俺昔はずっと甘いもの食べたことなくて……
だから今すごく好きなんですよねー」
「…………だから……苦手なんです」
俺たちの会話を亜輝様は黙って聞いていた。
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