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始まり
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澄乃奏叶(スミノ カナト)。23歳。
角丸出版社に就職が決まり早1年。
昔から本が大好きだった。外で遊ぶなら家で本を読みたいというほどインドアで本好きで、そのせいか友達も少なかった。
高3の進路を決める時期、
特に行きたい大学もなくて悩んでいたが、親や担任が本が好きなら文学部はどうかと進められ、言われるがままに文学部へ進学。
入ってみると俺と同じような人が多く本について話したりオススメの本を紹介したり…、いつの間にか本を作りたいと思った。
だが、それだけで生きていくのは難しいと思いすぐに挫折した。
そんな時角丸出版社のチラシを目にし、本の編集という世界を知った。
友達に聞いてみたら結構出版社を目指してる人は多かった。
色んな出版社を受けは落ちを繰り返しやっとの所で一つ内定が取れたのが角丸出版社だ。
角丸出版という名前はとても有名でこんな所の内定がとれたのは奇跡に近い。
そんなこんなで入社して1年。まだ担当している作家さんはいなく、先輩の編集に入れてもらいやり方を教えてもらったりしている。
「澄乃~呼ばれてるぞ~」
「今行きます!」
誰に呼ばれてるのかと思えば編集部の中でもトップの編集長だ。
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